CCNAは、ネットワーク機器を扱う大手企業シスコシステムズ合同会社が主催している技術者試験で、ネットワークエンジニアにとっては登竜門といわれています。
そのため「CCNAを取得したい」と考える方は多いですが、同時に以下の悩みを抱えがちです。
「CCNAを取得したいけど、勉強方法が分からない」
「参考書や問題集が多くて、どれを選んだらいいのか迷う」
特に「これからIT業界で働きたい」といった業界経験の少ない方こそ、陥りがちな悩みといえるでしょう。
そこで本記事では、CCNAの試験概要から、おすすめの勉強方法や教材、受験の流れなどを解説しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、CCNAの勉強に役立てていただけると幸いです。
ちなみにウズウズカレッジでは「CCNA完全未経験からの合格講座」を提供しています。
名前の通り、完全未経験でも合格できるように丁寧な解説を心がけていますので、よろしければ詳細をご覧ください。
監修者:岩田 修一 ITリスキリングサービス「ウズウズカレッジ」を運営。同志社大学卒業後、大手進学塾で最難関校受験クラスを担当。ウズウズカレッジでは教材制作に加え企業研修講師としても活躍中。制作した教材はUdemyで販売され、5段階評価中4.6を獲得。 |
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ここではCCNAの基礎知識として、以下の内容を解説します。
CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称で、ネットワーク機器を取り扱っている大手企業「シスコシステムズ合同会社」が認定する資格です。
CCNAは「ネットワークエンジニアにとっての登竜門」といわれており、取得することで基本的なネットワークに関する知識・技術があることを証明できます。
CCNAを取得するメリットは、以下の3つです。
CCNAはルーターやスイッチなど、ネットワークエンジニアとして働く上で役立つ知識・技術が身につきます。
ネットワーク設計やトラブルシューティングに関する知識は欠かせませんが、CCNAの勉強を通じて学べるところも大きなメリットです。
また、CCNAは大手ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ合同会社が実施する試験なので、Cisco製品に対する理解も深まります。Cisco製品は業界内でも広いシェアを持っているので、実務でも役立つ場面が多いでしょう。
CCNAは「有効期限が3年」と定められており、更新するには期限内に更新試験を受けなければなりません。
更新試験は、その都度新しい技術に対応した内容が出題されるため、更新し続けることで最新の知識にアップデートできます。
そのため、CCNAを取得していることにより「継続的にスキルアップに励んでいる」ことを証明できるのです。
CCNAはネットワークの分野で世界的に有名な資格で、企業によっては「CCNAの資格保有」を採用条件として定めています。
そのためCCNAを取得していると、ネットワークエンジニアとしての就職・転職活動に有利です。
実際、シスコシステムズ合同会社が公開しているアンケートによると、対象となった組織の99%が、採用を決定するポイントとして「技術認定を活用している」と回答しています。
とはいえ、技術力に関しては、実際に働いてみないと本当の実力は測れません。
そのため、採用時は実践的な資格を判断材料の1つとする企業が多く、やはりCCNAの取得は就職や転職に有利と考えられます。
また、企業によってはCCNAを社内評価の基準に設定しているところもあるため、勤務先によっては収入アップに繋がるかもしれません。
ここではCCNAの試験概要について、以下4項目をお伝えします。
CCNAは誰でも受験できますが、対象者としては「シスコソリューションの導入と管理の経験が1年以上ある人」が推奨されています。
CCNAの試験はコンピューターを使って問題を解くCBT方式です。
公式ページでチュートリアルが見れるので参考にしてください。
CCNAの試験範囲は以下の6分野です。
幅広い分野の知識とスキルが問われるうえに、筆記問題もあります。
また、実際のコマンドを入力する問題も出題されるので、実機での練習に慣れておきましょう。
CCNAの試験時間は120分です。
出題数は非公開で、試験ごとに変わります。
ただし、一般的に出題数は100問程度とされており、これは1分強で1問を解くペースです。そのため「最後まで解ききれなかった」という人も珍しくありません。
試験中にトイレ等で席を外すこともできますが、時間との戦いになりやすいので先に済ませておくことをおすすめします。
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CCNAの合格ラインは非公開です。
問題数も試験によって異なるため厳密な合格点は不明ですが、1000点満点で825〜850点程度と予想されています。
CCNAの合格率は、合格ライン同様に非公開ですが「20〜30%」といわれています。難易度は決して低くありませんが、1つずつ丁寧に学習していけば十分合格できる試験です。
ITに関する他の資格と比べると、合格率の目安は以下の通りです。
未経験者から合格までに必要な勉強時間は、160時間程度といわれています。これは1日2時間の勉強を毎日続けたとしても、3か月程度かかる計算です。
合格率からも分かるようにCCNAの難易度は決して低くありませんが、それでも未経験から合格している人は一定数います。
勉強次第で十分合格できる試験なので、次に解説する勉強方法をよく理解し、効率的に学習を進めましょう。
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お伝えしたように、CCNAはやや難易度の高い試験です。そのため、勉強時間をしっかりと確保し、計画的に勉強を進めていきましょう。
ここでは、CCNAのおすすめ勉強方法を以下4つのポイントでお伝えします。
CCNAの勉強をする際、基本的な流れは以下の3ステップです。
基本的には知識をインプットして、問題演習を通じてアウトプットする流れです。
この繰り返しによって、合格に必要な知識・技術は十分身につくので安心してください。
また、試験にはコマンド入力も出題されるので、実機を使うのが望ましいです。
CCNAの勉強におすすめの参考書は、以下の3つです。
こちらの『1週間でCCNAの基礎が学べる本』は、ネットワークについて学習したことはないがCCNAを受験する方に、最初に読んでいただきたい1冊です。
まったくの未経験でも理解しやすいよう、イラストを豊富に使って解説しています。
「ネットワークとは何か」といった基本的なことから丁寧に解説しているので、挫折することなく勉強を進められるでしょう。
次に紹介する「CCNA完全合格テキスト&問題集」も読みやすいですが、先にこの「1週間でCCNAの基礎が学べる本」で勉強することをおすすめします。
こちらの『CCNA完全合格テキスト&問題集』は、IT技術専門スクールの講師が書いているため、効率よく学習できる点がおすすめです。
章ごとに確認問題の掲載、2回分の模擬試験がついているなど、少しでも実際の試験に近づいた参考書といえるでしょう。
そのため、先ほど紹介した「1週間でCCNAの基礎が学べる本」のような教材で基礎知識を身につけた後に活用することをおすすめします。
こちらの『徹底攻略Cisco CCNA問題集:200-301CCNA』は、CCNA対策で定番といわれている問題集です。
初心者でも理解できるよう、各問題に丁寧な解説が用意されています。
また、スマホ版の問題集もダウンロードできるので、移動中などのちょっとした隙間時間も有効活用しやすいです。
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CCNAの勉強におすすめの学習サイトは以下の5つです。
5つのうち「ウズウズカレッジYouTube無料教材(CCNA)」と「ウズカレテスト」は、私たちウズウズカレッジが提供している学習サイトです。
どちらも無料で利用できますので、よろしければ活用してください。
CCNAイージスは、CCNAのWeb教科書です。
全ての試験範囲が図解で解説されているうえに最新情報にも対応しているため、市販の参考書並に充実した内容となっています。
ただし、CCNAイージスは要点をピックアップして解説した教材のため、IT業界未経験者にとっては他の教材で学習した後、復習用の教材として活用するのがおすすめです。
Ping-tは、問題集を解きながら知識の定着を目指すサイトです。
無料で利用することもできますが、無料版では解けない問題が多いため、本格的にCCNAの合格を目指すのであれば有料版を使いましょう。
料金は期間によって決まっています。
利用期間 | 料金(税込) |
1ヶ月 | 2,400円 |
2ヶ月 | 3,200円 |
3ヶ月 | 3,800円 |
6ヶ月 | 4,800円 |
12ヶ月 | 6,800円 |
24ヶ月 | 9,800円 |
36ヶ月 | 12,800円 |
Ping-tは900問以上の問題が掲載されており、常に最新の問題となるよう更新されています。
解説も大変分かりやすいので、分からない問題につまずくことも少ないでしょう。
Udemyはオンライン学習プラットフォームで、様々な講座を受けられます。
有料サイトですが、他のユーザーによる評価・コメントを比較しながら購入できるので、より自分に合った教材を選びやすい点が強みです。
ちなみに、ウズウズカレッジもUdemyにて『完全版(前編+後編)未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerの演習も完備!)』という教材を提供しています。
よろしければぜひご覧ください。
YouTube無料教材(CCNA)は、私たちウズウズカレッジが提供している動画教材で、全10本の動画にまとまっています。
イラストや例えを使って解説しているので、初心者でも理解しやすい点が強みです。
おすすめの活用方法としては、まずこちらのYouTube無料教材を視聴して全体像を掴み、そこから試験範囲全体が解説されている教材で学習することです。
YouTubeでざっくりとでも全体像が掴めていれば、参考書を読んだ時の理解度が変わります。
動画は特に重要な部分のみを解説しているので、1度全体的な学習をした後、より理解を深めるのに役立つでしょう。
『ウズカレテスト』は先ほど紹介したYouTube無料教材と同様、私たちウズウズカレッジが提供している学習サイトです。
分野ごとに問題が分かれており、苦手分野・重点的に対策したい分野に合わせて学習できます。
会員登録をしなくても演習問題は利用できますが、会員登録をしないと学習記録は残りません。
正答率や取組時間などを記録して効果的に学習を進めたい方は、ぜひ会員登録をしてご利用ください。
CCNAの学習でおすすめの学習支援サービスは以下の3つです。
『ウズウズカレッジCCNAコース』は、私たちウズウズカレッジが提供しているITスクールで、以下の特徴があります。
また、担任講師の中には現役エンジニアも多く在籍しているので、学習内容はもちろん、ITエンジニアの仕事や働き方に関する話も聞けます。
これらの工夫により「未経験から勉強を始めて合格できるのか?」「資格を将来に役立てることができるのか?」といった不安を解消できる点が大きな強みです。
加えて、弊社の就職支援サービス経由で就職すると、最大6ヶ月分の受講料がキャッシュバックが受けられるため、実質無料で受講できます。
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「パソコン教室ISA」は、6〜12か月のまとまった期間で集中的に学習します。
対面によるマンツーマン指導のため、講師の手厚いサポートを受けられる点も大きな強みといえるでしょう。
また、CCNAコースは「厚生労働省一般教育訓練給付金」の対象になっているため、お得に利用できるのも特徴です。
ただし、こちらの制度を利用するには「雇用保険の一般被保険者であり、支給要件期間が3年以上(初回の人は1年以上)」の条件を満たしていなければなりません。
対象者になれば、受講料の20%(上限10万円)が教育訓練給付金として支給されるため、CCNAトレーニング講座であれば、220,000円(受講料)×0.8=176,000円(自己負担)で受講できます。(2023年5月調べ)
「寺子屋ITライセンス」は座学による勉強はもちろん、実際の現場で活かせるスキルも身に付きます。
3か月コース(140時間)で151,800円となっており、他の学習サービスなどに比べて勉強時間や費用はかかるものの、ネットワーク構築を実践しながら学べるため、知識の定着がしやすいです。
無料の実践研修に参加したうえで受講する・しないを決められるため、自分に合う学習支援サービスを慎重に判断したい方は、ぜひ実践研修に参加してみましょう。
ここまでの内容を踏まえて「CCNAを取得したい」と思った方に向けて、ここからはCCNAの受験方法について解説します。
CCNAを受験する際は、以下のステップで申し込みをします。
予約が完了したら、登録したメールアドレス宛に確認メールが届きます。メールが無事に届いたら、申し込みが完了です。
参考「シスコシステムズ合同会社:試験申し込み」
受験料はCCNAの受験料は42,900円(税込)で、以下4つの支払い方法が選べます。
現金払いは、テストセンターの受付にて支払います。
ただし、テストセンターによっては現金払いができないので、受験予定のテストセンターが対応しているかを確認しましょう。
バウチャーはこちらの「バウチャーストア」から購入できます。
CCNAの試験を受ける際には、以下3つの注意点を理解しておきましょう。
申し込みから試験当日までに押さえたい注意点は、以下の3つです。
会場や試験日は自分で選択できますが、希望する会場によっては開催日時が限られているので気をつけましょう。
また先述の通り、受験料を現金で支払う場合は、試験会場が限られています。
現金払いを希望する場合は、あなたの希望する受験会場が現金払いに対応しているかを事前に確認しましょう。
試験当日に注意したいのは以下4点です。
当日、試験会場に行ったら受付で本人確認をして、スコアレポートに載る写真を撮影します。
本人確認に必要な書類はこちらから確認できますので、提示する本人確認書類を当日忘れないようにしてください。
試験室に持ち込めるのは、試験会場で借りられるホワイトボードとペンのみです。
私物の持ち込みはできないので、私物は試験会場のロッカーに預けます。
他にティッシュなどを持ち込みたい場合は、事前に申請が必要です。
試験の開始時間は、席ごとに異なります。
そのためあなたが入室する時、同じ試験室で別の試験を行っている人もいるため、入退室は静かに行いましょう。
また、試験室に試験官はいませんが、何か困ったことがあれば席ごとに付いているボタンを押すと、試験官が対応してくれます。
試験後の注意点は、以下の2点です。
残り時間がなくなるか「試験を終了する」ボタンを押すと、その場で試験結果が分かります。まだ試験時間が残っていても、途中退室が可能です。
退室した後は、ホワイトボードやペンなど会場で借りたものを受付に返却してください。
そのタイミングで、スコアレポートを受け取れます。
本記事では、CCNAについて以下の項目を解説しました。
CCNAはネットワークエンジニアとしての基礎知識・技術を証明できる資格です。これからネットワークエンジニアとしてのキャリア形成を考えている方は、ぜひ挑戦してみましょう。
CCNAの勉強方法に関するポイントは本記事でしっかり解説したので、よく理解してCCNAの勉強に役立ててください。
様々な教材を紹介しましたが、私たちウズウズカレッジはITスクールの「CCNAコース」をご用意しており、以下3つの強みがあります。
未経験の方でも安心して学習でき、就職までのサポートを丁寧に行います。私たちと一緒にCCNAを取得し、有効活用していきましょう。
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