CCNAの資格は、ネットワークエンジニアを目指す多くの人が受験します。その理由としては、この資格取得によって、ネットワーク技術に関する一通りの基礎知識が身につくからです。
そのため、CCNA資格を取得するだけで最低限のスキルを持っていることが証明できます。ネットワークエンジニアを目指す方にとって「取得して損のない資格」といえるでしょう。
これからますます加速していくIT化に向けて「ネットワークエンジニアとして働きたい」もしくは「興味がある」という方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
監修者:河合 大輔 ITリスキリングサービス「ウズウズカレッジ」を運営。企業研修から教材作成、業務自動化まで行う何でも屋。関西大学卒業後、中高で社会科教諭を経験。その後縁あってウズウズカレッジに参加。販売しているCCNA教材の受講生は10,000人を超える。 |
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冒頭で「CCNAとは、ネットワークエンジニアの就職・実務に役立つ資格」とお伝えしましたが、ここではさらなる詳細について解説します。
CCNA(正式名称:Cisco Certified Network Associate)とは、ネットワーク関連機器の世界最大手といわれる「シスコシステムズ社」が実施している資格試験の1つです。
世界基準で認定される資格のため、知識や技術を世界的に証明できます。日本で例えるなら、トヨタ自動車が運営する「車関係の技術試験」のようなものです。
そのくらい業界では権威ある資格なので、ネットワークエンジニアを目指すならぜひ取得しておきましょう。
シスコシステムズ社が実施している試験(シスコ技術者認定)には、入門レベルの「CCNA」から技術を極めたレベルの試験「CCAr」まで、全部で4つの段階があります。
上から順に受けていくのが一般的です。まずはCCNAを取得し、残りの3つは実務経験を積んでから挑戦していきましょう。
CCNA資格取得までの必要となる勉強時間は、未経験者かIT業界経験者かで大きく変わります。
ネットワークに関する知識が少ない初心者の場合は、1から基礎を学習しなければなりません。そのため、一般的には160時間を越える程度の学習時間が必要と考えられます。
多少IT業界で働いた経験のある人は、基礎部分の勉強時間は短縮できます。しかし、ネットワーク技術の仕組みまで理解できている人は少ないでしょう。そのため、100時間ほどの学習が必要と考えられます。
IT業界経験者であれば、2進数などの基礎知識は持っているはずですので、学習時間は若干短くなるでしょう。
なお、CCNA試験ではネットワークに関する基礎知識だけでなく、「Cisco社の製品をどのように制御するのか」も出題されます。例えば「ルーターにOSPFの設定をする際に必要になるコマンドを選択しなさい」というような問題です。
IT業界経験者であっても、ルーターの操作コマンドまで知っている人はほとんどいないと思われます。そのため、IT業界経験者であっても、上記の学習時間が目安となります。
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CCNAの資格は有効期限があり「取得してから3年」と定められています。資格を保持し続けるには、有効期限内に更新手続きをしなければなりません。
資格を更新するにあたっては、同レベルまたは上位資格を再度受験して、合格する必要があります。
CCNAを取得しても、更新を忘れてしまい「気づいたら失効していた」という事態もありえます。取得したら、こまめに有効期限の確認をしたり、カレンダーに更新目安を記載するようにしておきましょう。
繰り返しになりますが、CCNAは民間資格ではあるものの、ネットワークエンジニアとしては認知度や評価が高い資格です。
ここでは、以下3つの具体的なメリットを解説します。
CCNAを取得する大きなメリットは、実務に直結した資格であることです。
資格の中には、実務に活かすのが難しいものもあります。
しかし、CCNAは勉強したネットワークに関する基礎知識や技術がそのまま実務に活かせるため、ムダのない勉強ができるでしょう。逆に言うと、CCNA程度の知識を持っていなければ、実務レベルでの会話はできないと思ってください。(ヘルプデスク業務などはこの限りではないです)
CCNAはシスコシステムズ社が主催する試験のため、業界関係者なら誰もが知る有名資格です。そのため、取得すれば一定レベルの知識と技術を持っていることが証明できます。
未経験の方でもこの資格を取得していると「ネットワークエンジニアとして働きたい!」という熱量もアピールできるので、ぜひ取得しておきましょう。
CCNAは業界内でも知名度が高いため、取引先や職場などによっては「資格保有者のネットワークエンジニア」として、優先的に評価されます。
任される仕事が多いほど、様々な経験も積めて、最終的には早くスキルアップできるでしょう。
業界では、とにかく技術力の高さが重要です。将来的にネットワークエンジニアとして活躍したい方はCCNAを取得して、自身のスキルアップを目指しましょう。
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ここまでで、「CCNAとはどんな資格か」そして「CCNAを取得するメリット」についてご理解いただけたことでしょう。
では 、実際に試験を受けるにあたって知っておきたい試験概要を解説します。
申し込みは、シスコ試験配信の委託先となっている「ピアソンVUE」にて行います。その後、全国にある指定の受験会場にて試験を受けます。
予約には、事前にアカウントの作成が必要となるので注意してください。
試験料は39,000円(+税)です。
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CCNAの試験日は、都合の良い日程を選んで受験できます。
試験会場も先述の通り、都合の良い会場を選べます。
一般的にCCNAの試験は、会場まで足を運んでテストを受けるのが一般的ですが、オンラインでの受験も可能です。オンラインで受験する場合、ビアソンVUEのホームページ内にある「オンライン試験専用フォーム」から受付を行います。
ただし、オンライン受験には以下の条件もあるので注意してください。
これらを事前にチェックしておきましょう。
合否は試験終了後、即時に発表されます。
合格点に関しては公表されていませんが、目安として「1,000点満点中、800〜900点」が合格ラインとされています。
しかし、CCNAの試験は同じ会場で同時に受けたとしても、出題される問題はランダムです。そのため、合格ラインを予想することは難しいでしょう。
ここからは、CCNA試験に合格するために必要な勉強方法について解説していきます。勉強方法を大きく分けると、以下の3つです。
CCNAに関する教材や参考書は数多く出版されていますが、注意点として「できるだけ最新の教材」を選ぶようにしましょう。なぜなら、IT業界の資格試験は、出題範囲の変化も激しいからです。
2023年2月現在で考えると、2020年度改定前の教材は最新の技術に関する内容が反映されていない可能性もあるので、注意しましょう。
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シスコ技術者認定試験の公式サイトに「CCNA試験の練習問題」が用意されており、それを活用するのも1つの方法です。
問題数は少なめですが、現行のCCNAカリキュラムから選ばれたカテゴリ別の練習問題を受けることができるため、より効率的に勉強ができます。
これはCCNAの試験に限った話ではありませんが、資格試験は、実際の形式に近い問題に慣れて、要領を掴むことが大切です。
CCNAは業界初心者にも分かりやすい教材がたくさん出ているので、参考書や問題集での学習もおすすめです。
正直、試験範囲を網羅している教材なら、どれを選んでも合格に必要な最低限の学習はできます。
とはいっても、参考書や教材も様々な種類があるので「どれを選んだらよいのか迷ってしまう」という方も多いでしょう。
そんな方は「自分が勉強する気持ちになれる教材」を選んでください。
このように様々なタイプの教材がありますが、あなた自身が「勉強したいと思う」「興味が持てる」教材を選ぶことで、勉強を継続しやすくなります。
自分に合う教材を選ぶことも、CCNA試験に合格するための秘訣といえるでしょう。
試験範囲を網羅している参考書は、現状では「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301」(通称:白本)しかありません。しかし、この参考書は完全に技術解説本なので、知識ゼロからだと読解はかなり大変です。
知識ゼロの状態からネットワークを勉強するのであれば「1週間でCCNAの基礎が学べる本」という参考書が有名です。かなりかみ砕いて説明がなされていますが、残念ながら試験範囲のごく一部の項目しか記載されていないので、これだけでは試験範囲全体を学習することはできません。
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現状ではどの参考書でもデメリットがあります。参考書での勉強が難しいと感じる方は動画講義の購入を検討しましょう。
ウズウズカレッジでも、この記事を監修している河合が作成したCCNAの動画講義を販売しています。
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試験範囲の全てを扱っており、参考書よりも圧倒的に多い図解で、アニメーションも交えながら、かなりかみ砕いて解説しています。
参考書のデメリットを解消することを目的に動画講義を製作しているので、分かりやすさと網羅性には自信があります。ぜひご検討ください。
参考書での勉強が難しいと感じる方には、オンライン教材がおすすめです。オンライン教材での学習には、以下のメリットがあります。
オンライン教材は基本的に「動画を使った授業」になるため、参考書だけでは分かりにくい内容も、イラストや写真等を使って理解しやすい点が大きな強みです。
動画講義を利用しても、なかなか学習を進められない人もいるでしょう。
その大きな理由は、CCNA試験ではネットワークに関する基礎知識だけでなく「Cisco社の製品をどのように制御するのか」も出題されるからです。
どれだけ知識を持っていても、「では、実際にルーターをどうやって操作するの?」という部分が分かっていないと合格は難しくなります。
最悪、操作コマンドの丸暗記でも試験は突破できるかもしれませんが、エンジニアになりたいのであれば、そのような無意味な学習はやめましょう。
シミュレーターなどでルーターの操作をすると、必ずと言っていいほどうまく操作できない部分がでてきます。
このような場合、参考書や動画講義だけでは疑問点を解消することができません。「自分は〇〇のように操作したが、なぜ期待通りの結果にならないのか」という質問ができないからです。
このような場合にはスクールの利用を検討しましょう。特に未経験からエンジニアを目指しているのであれば、ルーターの操作などはプロに手取り足取り教えてもらう方が、習得のスピードは断然早いでしょう。
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以上「CCNAとは?」という質問に対する回答となるよう、CCNAの資格概要と勉強方法を紹介しました。
IT技術の進歩に伴い、ネットワークエンジニアへの転職を考える方も少なくありません。
ぜひネットワークエンジニアとしての登竜門であるCCNAを取得して、ステップアップを目指してみてはいかがでしょうか?
繰り返しのご紹介になりますが、弊社UZUZもCCNA取得に向けた「ウズウズカレッジCCNAコース」を提供しています。
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