「CCNAの参考書が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」
「CCNAの勉強に役立つ参考書を知りたい」
CCNAの受験勉強を始める方の中には、このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。
CCNAはネットワークに関する知識や技術を問われる試験であり、実際の現場で役立つスキルが身につきます。
特にネットワークエンジニアにとっては「登竜門」といわれる資格であり、出題範囲はどれも身につけたい内容です。
本記事では、おすすめの参考書4選と教材を選ぶ際のポイントを解説しています。
他にもCCNAの勉強方法やおすすめの学習サイトなど、受験勉強に役立つ情報をお伝えしていますので、ぜひ最後まで読んでください。
勉強方法の1つに、私たちウズウズカレッジが提供している「CCNA完全未経験からの合格講座」もおすすめしています。
未経験の方でも、この講座だけでCCNAの内容を全て理解できるように解説しているので、詳細を確認していただけると幸いです。
監修者:岩田 修一 ITリスキリングサービス「ウズウズカレッジ」を運営。同志社大学卒業後、大手進学塾で最難関校受験クラスを担当。ウズウズカレッジでは教材制作に加え企業研修講師としても活躍中。制作した教材はUdemyで販売され、5段階評価中4.6を獲得。 |
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CCNAはコンピュータネットワーク機器の大手企業「シスコシステムズ合同会社」が運営する試験で、ネットワークに関する知識やスキルを証明できる資格です。
シスコ製品はIT業界では広いシェアを持っているため、CCNAは多くの現場で役立ちます。
ここでは、CCNAについて以下の4点を解説します。
CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称で、シスコシステムズ合同会社が認定している「ネットワークに関する知識やスキルを証明できる資格」です。
ネットワークエンジニアにとって「登竜門」といわれており、ネットワークについての基礎的な知識・技術はもちろん、シスコ製品に関する知識も身につきます。
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CCNAを取得するメリットは、以下の3つです。
基礎的な内容の多い試験ですが、取得するメリットは多いです。
以下、それぞれの内容を詳しく解説します。
そのため、知識ベースの内容だけではなく、ネットワーク設計やトラブルシューティングなどの現場で活かせる点が強みです。
ネットワークエンジニアに役立つ資格は他にもありますが、最初に挑戦する資格として、CCNAは非常におすすめです。
特にシスコ製品は世界的にも広く使われているため、海外でも役立つ資格となっています。
ただし、CCNAには有効期限が「3年」となっているので注意してください。再認定を受けたい場合は、有効期限内に更新試験を受けて合格する必要があります。
試験はその都度、最新の知識や技術について出題されるので、常に知識をアップデートしなければなりません。
一方で、CCNAを更新し続ければ「最新知識にアップデートしている」ことを証明できます。定期的にスキルアップを図る意味でも、非常におすすめできる資格です。
企業によっては「資格保有」を採用条件として設定しているところもあります。
企業側は、面接時点では応募者の実力を正確に判断することは難しいでしょう。そのため、CCNAなどの資格を1つの判断材料としているのです。
このようにCCNAを取得すると、知識・技術・学習意欲があることを証明できて、転職や就職活動を有利に進められます。
以上の観点から、CCNAを取得するメリットは大きいといえます。そのため、CCNAを受験しようか検討している方も多いでしょう。
次に、CCNA試験の概要について、以下4つのポイントから解説します。
CCNAを受験する際、前提条件は特にありません。
ただし、シスコシステムズ合同会社は「スコソリューションの導入と管理の経験が1年以上ある人」を推奨しています。
ネットワークの基礎 | 20% |
ネットワーク アクセス | 20% |
IP コネクティビティ | 25% |
IP サービス | 10% |
セキュリティの基礎 | 15% |
自動化とプログラマビリティ | 10% |
参考「シスコシステムズ合同会社:試験概要」
試験はCBT方式で行われ、選択問題と筆記問題が出題されます。加えて、実際にコマンドを入力する問題もあります。
出題の割合は公表されていますが、出題数は非公開となっており、試験ごとに異なります。
ただし、出題数は100問程度といわれており、1問を1分ほどで解かなければなりません。「最後まで解ききれなかった」という受験生も一定数いるため、時間配分に注意して臨みましょう。
試験時間が長いため、途中トイレなどで席を外すこともできます。
この場合、最低でも3/4ほどの正答率が必要です。
そのため苦手分野があっても、なかなか捨てる選択ができません。
勉強を計画的に進めて、苦手分野を少しでも減らす対策が必要です。
つまり、決して簡単な試験とはいえません。ある程度の勉強時間を確保しないと、合格できない試験といえるでしょう。
先ほどもお伝えしましたが、CCNAの合格率は20〜30%程度です。つまり、学習の難易度は決して低くありません。
他のネットワーク関連の資格と比べると、比較的合格しやすいといわれる「ITパスポート」は合格率が50%前後、合格が難しいといわれる「ネットワークスペシャリスト」は10%程度です。
CCNAの合格までに必要な勉強時間は「160時間程度」といわれています。これは1日2時間ずつ勉強したとしても、約3か月かかる計算です。
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先ほどの説明で、CCNAの試験概要は掴めたのではないでしょうか。
しかし、いざ勉強を始めようと思った時に「CCNAの参考書が多すぎて、どれを選んだらいいか分からない」といった悩みをよく聞きます。
なんとなくで選んでしまうと、せっかく参考書を買っても「内容が分かりにくい」「自分に合わなかった」なんてことが起こり、勉強が続かないので教材選びは重要です。
そこでポイントを押さえて、自分に合ったテキストを選びましょう。CCNAの参考書を選ぶ際のポイントは、以下の4点です。
自分に合う参考書が選べたら、出版されているものが最新版であるかを確認してください。CCNAは知識や技術のアップデートが激しいため、常に最新の情報を吸収する姿勢が必要です。
まずは、その参考書を誰が書いたかを確認しましょう。
誰が書いているかによって、その参考書の信頼度がある程度分かります。
例えば、試験を実施している団体(CCNAならシスコシステムズ合同会社)が提供または公認している参考書は「信頼度が高い」といえるでしょう。
他には、業界内の大手企業や有名企業が出版しているものも、信頼できる教材が比較的多いです。
参考書の書き方が「自分に合っているか」を見ることも重要なポイントです。例えば、以下のような基準があります。
同じ内容を扱っていても、参考書ごとに特徴が違います。
特にIT業界で働いた経験の少ない人が専門用語で説明されている参考書を選んでしまうと、読んでも内容が理解できずに挫折する原因となります。
基本的にどの教材を選んでもCCNAの合格に必要な知識・技術は身につくため「この教材で勉強する気が起きるか」というのも重要なポイントです。
そのため、自分に合う参考書を探す場合は、実際に中身を見てから選ぶことをおすすめします。
レビュー・口コミなどを見て、他の人がどう評価しているかも確認しましょう。評価を確認するときは、以下のポイントを押さえて見るようにしてください。
このような特徴のある参考書は、良書である可能性が高いです。
ただし、他の人が高評価や良いレビューを書いていても、その参考書が自分にも合うとは限りません。
レビューや口コミを鵜呑みにするのではなく、あくまでも「判断材料の1つ」として考えてください。
参考書を決定する際は、必ず複数の参考書を比較しましょう。
その際、同じ単元(項目)を読み比べてみるのがおすすめです。同じ単元であっても、書き方や説明の仕方が異なるからです。
今まで解説してきた3つのポイントに当てはまる参考書を複数比較し、その中で「最も使いやすい」と思うものを選びましょう。
CCNAの参考書は数多くありますが、厳選した上で私たちがおすすめするのは以下の4つです。
ただし、合うかどうかは人によっても異なるので、先ほどお伝えしたポイントを押さえながら選択してください。
「1週間でCCNAの基礎が学べる本」は、IT業界で働いた経験のない方にとって、最初に読みたい1冊です。
項目が7日分に分かれており、名前の通り1週間でCCNAの基本が理解できます。
CCNAの内容を細かく学ぶというよりは「CCNAを初めて学ぶ人が全体像を理解するのに役立つ参考書」といったイメージが近いでしょう。
イラストや図を豊富に使い、視覚的に分かりやすく解説されているので、挫折することなくCCNA合格に向けた学習をスタートできます。
CCNA対策の参考書の中でも定番といわれているのが、こちらの「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」です。
試験範囲を全て網羅した上で問題集もついているので「この1冊だけで合格できる」ともいわれています。
初心者にも分かりやすい解説となっていますが、不安な方は先ほどの「1週間でCCNAの基礎が学べる本」を先に読んでから、こちらの参考書を使ってみてください。
唯一の難点は、問題集の問題がそこまで多くないことです。問題演習に慣れたい方は、他の問題集と併用して使うのがよいでしょう。
こちらの「徹底攻略Cisco CCNA問題集」は、先ほどの「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」と同様に、CCNA対策の定番といわれている参考書です。
こちらは問題数が豊富で、各問題の解説もより詳しくされているので、スムーズに学習を進められます。
書籍だけではなく、スマホ版の問題集をダウンロードできるところも強みです。通勤・通学中や隙間時間を活用したい方は、効率的に勉強できるのではないでしょか。
「1週間でCCNAの基礎が学べる本」と同様、こちらの「シスコ技術者認定教科書 図解でスッキリ!パッとわかるCCNAの授業」も、基礎的な内容が多く解説されています。
こちらは擬似問題や体験学習が充実しており、実際に手を動かしながら学習できるところが強みの参考書です。
CCNAはシスコ製品を扱う知識も問われる試験ですが、まずはネットワークに関する基礎知識を身に付けることで合格に近づきます。
CCNAは難易度がやや高いので、まずは十分な勉強時間を確保しましょう。そのうえで、CCNAのおすすめ勉強方法について、以下3点をお伝えします。
CCNAの受験勉強は、以下の4ステップで進められます。
基本は「参考書でインプットした知識を演習問題を解きながら理解できているか確認する」の繰り返しで合格できます。
ただし、試験ではコマンド入力の問題もあるので、実機を使用して練習するのがおすすめです。
スクールでは実機を取り入れていることが多いので「実機の使い方がよく分からなくて不安」という方は、後ほど詳しく解説する「学習支援サービス」の利用も検討してみてください。
CCNA対策におすすめの学習サイトは以下の5つです。
5つのうち「ウズウズカレッジYouTube無料教材(CCNA)」と「ウズカレテスト」は私たちウズウズカレッジが提供している学習サイトです。どちらも無料で利用できるので、ぜひ活用してください。
1本目の動画でネットワークについての基礎知識を学び、2本目からCCNAの試験範囲を詳しく学習していく流れです。
イラストや分かりやすい例えも混ぜながら解説しているので、未経験でも理解しやすいことが強みです。動画では重要項目をピックアップして解説しているので、参考書と一緒に活用することで理解度を深められます。
問題が分野ごとに分かれているので、苦手分野を繰り返し解いたり、勉強した分野の理解度を確認するのに便利です。
正答率などの学習記録も残るので「計画通りに勉強が進んでいるか」「自分の苦手分野はどこなのか?」などを確認しながら学習を進めましょう。
会員登録をしなくても利用できますが、会員登録をしないと学習記録は残せないので注意してください。数分で終わるので、ぜひ会員登録して利用されることをおすすめします。
常に最新情報も載っているうえに、実際の現場で必要な技術も体系的に解説しているため、資格試験に限らず実務においても役立ちます。
先ほど「CCNA対策におすすめの参考書4選」でも紹介した「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」と合わせて利用することがおすすめされています。
一部セールになっている講座もあるので、お得に利用できる可能性があります。
また、講座は「一番人気」「初心者に人気」などのカテゴリに分けられており、他の受講者の評価も含めて比較しやすいので、より自分に合ったものを選びやすいです。
ちなみに、弊社で制作した教材(「未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座」)もUdemyにて販売されているので、選択肢の1つとしてご検討ください。
無料での利用もできますが、一部有料になっています。出題される全範囲の問題演習をしたい場合は、有料版を利用しましょう。
問題数は「全部で900問」と多く掲載されており、頻繁に更新もされるので常に最新の問題を解けます。
1問ずつに分かりやすい解説もついているので、その都度、疑問を解決しながら勉強できます。
「1人では勉強を続けられるか不安」「分からないところを質問したい」という方は、スクールなどの学習支援サービスを利用するのもよいでしょう。
具体的には以下の3つがおすすめです。
スクールは実機を使用しながら勉強できるので、知識が理解しやすいです。また、実際にITエンジニアとして働いている講師も多いので、就職後の話を聞くこともできます。
CCNAコースは完全eラーニング型なので、自分のペースで学習が進められます。
また、1人ずつに担当講師がつくので、疑問や不安も解消できます。弊社の講師は現役エンジニアも多いので、試験対策に限らず実際の仕事に関する話も聞けるのが大きな特徴です。
さらにウズウズカレッジはIT業界専門の転職エージェントであるUZUZが運営しているので、就職活動のサポートも受けられます。
「CCNAに合格しても就職・転職できるか不安」という方にはぴったりのサービスといえるでしょう。
手厚い研修がある分、他のスクールや学習サービスよりも学習時間は長く設定されていますが、就職後にも役立つスキルが身につくので安心なスクールです。
CCNAの合格率も、受講生全体で85%と高い水準を誇っています。
CCNAに加えてLPICやLinuCなど、他資格の学習も併せてできるコースもあるので、今後インフラエンジニアとしてキャリアアップをしていきたい方にはおすすめです。
さらに、対面でのマンツーマン指導を導入しているため、講師による手厚いサポートを受けられるのも特徴です。
また、こちらのCCNA対策コースは「厚生労働省一般教育訓練給付制度」の対象になっており、2割の給付を受けられます。
例えば「CCNAトレーニング講座」であれば、本来22万円のところ2割の44,000円が支給されるため、自己負担額は176,000円で済みます。(2023年5月調べ)
ただし「雇用保険の被保険者期間が3年以上(初回の方は1年以上)」が条件になるので、該当する方はぜひこの制度を有効活用してください。
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本記事では「CCNAの勉強を始めたいけど、どの参考書を選べばいいか分からない」という方に向けて、以下の項目を解説しました。
CCNAを取得すれば、ネットワークについての基礎知識・技術を証明できます。
特にインフラエンジニア、ネットワークエンジニアを目指す方にとっては、ぜひ取得しておきたい資格です。
「CCNAを取得して、実務や就職に役立てたい」という方は、今回ご紹介した参考書や学習サイトからご自身に合うものを選んで、勉強をスタートさせましょう。
先ほど「CCNA対策におすすめの学習支援サービス」でも紹介しましたが、私たちウズウズカレッジでも「CCNAコース」を提供しています。
完全eラーニング型のスクールなので、生活スタイルに合わせて学習できます。
また、勉強を進める中で分からない内容があっても、すぐ担当講師に質問できる環境もあるので安心です。
あなたの生活スタイルやスキルレベルに合わせてサポートしますので、ぜひ詳細を確認して、利用を検討していただけると幸いです。
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