LinuxはIT業界で広く導入されているOSの1つです。
世界でも普及しており、Linuxに関するスキルを持つITエンジニアは需要が高く、様々な場面での活躍を期待できます。
本記事では、Linuxに関する資格である「LinuC」と「LPIC」の資格について、詳しく解説しています。
Linuxに関する資格は、Linuxのスキルを持っていることの証明になるなど、多くのメリットがあるため、取得するのがおすすめです。
資格取得におすすめの勉強方法も紹介していますので、それらを参考に、資格取得に向けて勉強を始めてみませんか?
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Linuxとは、世界で最も普及しているOSの1つです。
OSには他にも「Windows」「Mac OS」「Android」などがあり、スマホやパソコンにはなくてはならない機能です。
OSはユーザーの操作をコンピューターへ正しく伝える役割をもっています。
例えば、メモ帳などのソフトウェアで作成したテキストは、ハードウェアへ保存されます。
この時、テキストデータがハードウェアへ正しく記録され、保存したデータを閲覧できるのは、OSがあるからなのです。
OSの中でもLinuxは汎用性が高く、業務用のシステムを中心に、世界で広く利用されています。
Linuxの大きな特徴は「オープンソースであること」です。
名前の通り、世界中に公開されている無料のソースコードのことで、誰でもLinuxをベースとして開発・改良を行えます。
Linuxに関する資格は「LinuC」と「LPIC」の2種類です。
2つの違いは試験を主催している団体です。
LinuCは日本に本部を置く「LPI-Japan」、LPICはカナダに本部を置く「LPI」がそれぞれ主催しています。
試験内容はほぼ同じですが、LinuCは日本向けに開発された試験です。
そのため日本国内だけで見ると、LinuCを採用基準などに定めている企業が多いですが、世界で見るとLPICを取得している方が評価は高くなるでしょう。
LinuCは、LPI-Japanによって「クラウド時代においてLinux技術者に求められる技術力を証明できる認定資格」とされています。
近年では、クラウドを使用したシステム開発が当たり前になっています。
ITエンジニアに求められるスキルは「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」など様々です。
LinuCでは、Linuxに関する技術を中心に、ITエンジニアとして必要なスキルを取得していることが証明できます。
LinuCにはレベル1〜3があり、それぞれ求められる知識レベルや対象者などが分けられています。
レベル1 | レベル2 | レベル3 | |
---|---|---|---|
受験資格 | なし | なし | なし |
求められる知識 | 物理/仮想Linuxサーバーの構築と運用 | 仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設計・構築 | 300試験:Linux、Windows、Unixが混在するシステムの設計、構築、運用・保守303試験:セキュリティレベルの高いコンピュータシステムの設計、構築、運用・保守304試験:クラウドコンピューティングシステム(クラウド)の設計、構築、運用・保守 |
合格条件 | 5年以内に101試験と102試験の両方に合格する | 5年以内に201試験と202試験の両方に合格する | 300試験、303試験、304試験のうち1つに合格する |
引用:LPI-Japan「LinuCの3つのレベル」
受験資格は特にありませんが、レベル1の認定を受けていなければレベル2の受験をしても認定は受けられません。
認定を受けたい方はレベル1から順に受験し、認定を受けてから5年以内に次のレベルを受験し、認定を目指しましょう。
参考:LPI-Japan「LinuC」
合わせて読みたい
LPICはもともとカナダで考案された試験ですが、2016年12月時点では世界で18万人以上が認定を受けており「世界共通の認定基準」として広まっています。
LPICも1〜3のレベルに分けられています。
LPIC-1 | LPIC-2 | LPIC-3 | |
---|---|---|---|
受験資格 | なし | アクティブなLPIC-1認定を取得している | アクティブなLPIC-2認定を取得している |
求められる知識 | 最新の研究成果を反映し、受験者が実際のシステム管理に習熟している | 中小規模の混合ネットワークを管理する能力 | 混在環境における企業全体の Linux システムの管理 |
認定要件 | 101試験と102試験の両方に合格する | 試験201と202試験の両方に合格する | どれか1つの試験に合格する |
引用:LPI「Linux Professional Institute LPIC-1」
「Linux Professional Institute LPIC-2」
「Linux Professional Institute LPIC-3 混在環境」
「Linux Professional Institute LPIC-3 セキュリティ」
「Linux Professional Institute LPIC-3 仮想化とコンテナ化」
「Linux Professional Institute LPIC-3 高可用性(HA)とストレージ」
LPI-Japanを通しての受験は2022年5月31日に終了しました。
ただし、過去にLPICを受験された方の認定がなくなるわけではなく、LinuC認定として引き継がれています。
今までにLPICを受験したことがある方は、こちらの「LPICを過去に受験された皆さまへ」もご覧ください。
お伝えしたように、LinuCはレベル1〜3があり、それぞれ難易度や試験範囲は異なります。
また、LPICとLinuCについては、以下のYouTube動画でも詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
以下、それぞれのレベルについて表にまとめました。
レベル | LinuCレベル1 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【101試験】Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用ファイル・ディレクトリの操作と管理GNUとUnixのコマンドリポジトリとパッケージ管理ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム【102試験】シェルおよびスクリプトネットワークの基礎システム管理重要なシステムサービスセキュリティオープンソースの文化 |
受験料 | 16,500円(税込) |
試験時間 | 各90分(5分はアンケートの回答時間) |
問題数 | 約60問 |
合格ライン/難易度 | 非公開 |
前提条件 | なし |
目安の勉強期間 | 1~3ヶ月 |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI-Japan「LinuCレベル1」
レベル | LinuCレベル2 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【201試験】システムの起動とLinuxカーネルファイルシステムとストレージ管理ネットワーク構成システムの保守と運用管理仮想化サーバーコンテナ【202試験】ネットワーククライアントの管理ドメインネームサーバーHTTPサーバーとプロキシサーバー電子メールサービスファイル共有サービスシステムのセキュリティシステムアーキテクチャ |
受験料 | 16,500円(税込) |
試験時間 | 各90分(5分はアンケートの回答時間) |
問題数 | 約60問 |
合格ライン/難易度 | 非公開 |
前提条件 | なし |
目安の勉強期間 | 3ヶ月~半年 |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI-Japan「LinuCレベル2」
レベル | LinuCレベル3 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【300試験】OpenLDAP の設定OpenLDAPの認証バックエンドとしての利用Sambaの基礎Sambaの共有の設定Sambaのユーザとグループの管理Sambaのドメイン統合SambaのネームサービスLinuxおよびWindowsクライアントの操作【303試験】暗号化ホストセキュリティアクセス制御ネットワークセキュリティ【304試験】仮想化高可用クラスタ管理高可用クラスタストレージ |
受験料 | 16,500円(税込)再受験は、同一試験を5,500円(税込)で受験可能 |
試験時間 | 各90分(5分はアンケートの回答時間) |
問題数 | 約60問 |
合格ライン/難易度 | 非公開 |
前提条件 | なし |
目安の勉強期間 | 半年~1年程度 |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI-Japan「LinuCレベル3 300試験」「LinuCレベル3 303試験」「LinuCレベル3 304試験」
どの試験もCBT(コンピュータベースドテスト)方式です。
マウスによる選択方式のほか、キーボードでの回答問題もあります。
また、LinuCには「再受験ポリシー」が定められています。
不合格の場合のみ適用されるもので、1回目が不合格だった場合、同一科目なら「7日以上空ければ」2回目の受験が可能です。
受験前に必ず確認するようにしてください。
LPICも、LinuC同様、3つのレベルに分けられています。
以下、各レベルの詳細を表にまとめました。
レベル | LPIC-1 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【101試験】システムとアーキテクチャLinuxのインストールとパッケージ管理GNUとUnixコマンドデバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準【102試験】シェル、スクリプトユーザーインターフェースとデスクトップ管理タスク必須システムサービスネットワークの基礎セキュリティ |
受験料 | 16,500円(税込) |
試験時間 | 各90分 |
問題数 | 各60問 |
合格ライン/難易度 | 500/800点 |
前提条件 | なし |
目安の勉強時間 | 100時間程度 |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI「Linux Professional Institute LPIC-1」
レベル | LPIC-2 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【201試験】キャパシティプランニングLinuxカーネルシステム起動ファイルシステムとデバイス高度なストレージデバイス管理ネットワーク構成システム・メンテナンス【202試験】ドメインネームサーバーHTTPサービスファイル共有ネットワーククライアント管理メールサービスシステムのセキュリティ |
受験料 | 16,500円(税込) |
試験時間 | 各90分 |
問題数 | 各60問 |
合格ライン/難易度 | 500/800点 |
前提条件 | 有効期間内のLPICレベル1認定を取得していること |
目安の勉強時間 | 200時間程度 |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI「Linux Professional Institute LPIC-2」
レベル | LPIC-3 |
---|---|
試験範囲/対象 | 【300試験】Sambaの基礎SambaとアクティブディレクトリドメインSamba共有の設定Sambaクライアントの設定Linuxのアイデンティティ管理とファイル共有【303試験】暗号技術アクセス制御アプリケーションセキュリティオペレーションセキュリティネットワークセキュリティ脅威と脆弱性の評価【305試験】完全仮想化コンテナ仮想化VMのデプロイメントとプロビジョニング【306試験】高可用性クラスタ管理高可用性クラスタストレージ高可用性分散ストレージシングルノードハイアベイラビリティ |
受験料 | 16,500円(税込) |
試験時間 | 各90分 |
問題数 | 各60問 |
合格ライン/難易度 | 500/800点 |
前提条件 | 有効期間内のLPICレベル2認定を取得していること |
目安の勉強時間 | 選択する試験や持っている知識レベルによって異なる |
有効期限 | 5年 |
参考:LPI「Linux Professional Institute LPIC-3 混在環境」
「Linux Professional Institute LPIC-3 セキュリティ」
「Linux Professional Institute LPIC-3 仮想化とコンテナ」
「Linux Professional Institute LPIC-3 高可用性(HA)とストレージ」
LinuCと同様、LPICはどの試験もCBT(コンピュータベースドテスト)方式で行い、多肢選択問題と穴埋め問題が出題されます。
LPIC-3の306試験については日本語の試験は公開されておらず、英語で受験する必要があるため注意が必要です。
Linuxに関する資格に限りませんが、資格を取得するには、それぞれの試験に合わせて勉強することが大切です。
Linuxに関する資格取得におすすめの勉強方法は以下の4つです。
LPICとLinuCは別の試験とはいっても、内容は似ています。
そのため、ここで紹介する教材は「LPIC向け」となっているものでも、LinuC対策として使うことが可能です。
このことをふまえた上で、勉強方法について詳しく見ていきましょう。
LPIC、LinuCは、それぞれの資格を取得するための学習に向けて、認定パートナー制度が設けられています。
認定パートナーは質の高い教育サービスを実施することなど、学習するための環境が整っています。
認定パートナーを利用すると、目指している資格に合わせた学習のサポートが受けられます。
学習だけではなく、受験料の割引や、試験に関する最新情報の提供など、様々な面からサポートを受けることが可能です。
認定パートナーの中にはITスクールもあるので、あなたが通えるところを探してみるのもおすすめです。
LPICやLinuCは、それぞれ様々な参考書や問題集が出版されているので、学習に役立てられるでしょう。
ただ、特に初めて受験する方は「参考書が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない」と思われる方もいます。
何となくで決めてしまうと、自分に合わない参考書だった場合に、やる気が低下してしまう恐れがあります。
そのため、自分に合い、使いやすいものを選ぶようにしてください。
このようなことを意識しながら、試験のレベルや自分の知識レベルに合わせて選びましょう。
近年では、Linuxについて分かりやすく解説している学習サイトも増えています。
ここでは、おすすめの学習サイトを3つ紹介します。
無料で使えるサイトもあるため、活用してみてください。
ウズカレテスト
ウズカレテストは、私たちウズウズカレッジが提供している学習サイトです。
現在は、LinuC対策として4つの演習問題を公開しています。
それぞれ、さらに分野ごとに問題が分けられています。
また、登録は必要ですが、正答率や取組時間などの学習記録を残すことも可能です。
「連続正解」「1度正解」など、回答したものが自動で分類されるので、苦手範囲が一目でわかる仕組みです。
ウズカレテストを活用すれば、あなたの得意・不得意に合わせて、戦略的に試験対策を進められるでしょう。
無料で登録・利用できるので、Linuxの試験対策にぜひ活用してください。
LPI Learning
LPI Learningは、LPIC試験を主宰しているLPIが提供している無料学習サイトで、LPIC-1の試験範囲を対象にしたレッスンを公開しています。
継続的な更新も行われるため、常に最新の内容を学ぶことが可能です。
現在は以下の範囲のレッスンが公開されています。
今後「GNUとUnixコマンド」の未公開部分と「デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準」も追加予定です。
LinuCイージス
LinuCイージスは、LinuCレベル1の試験対策のための「Web教科書」です。
Linuxについて効率的に学習できるよう、体系的に解説されているのが特徴です。
LinuCイージスのサイトにも解説されていますが、LinuCの試験対策にはLinuxを実際に使用してコマンドを入力するのが効果的です。
また、参考書である「LinuCレベル1(101/102)の参考書・問題集」が試験範囲を網羅しています。
このように、LinuCイージスと他の教材を組み合わせて学習するのがおすすめです。
参考書や演習問題を活用し、自分で学習を進める方の中には「分からないところが出たときに解決しにくい」と思う方もいます。
そこでおすすめなのが、学習支援サービスです。
学習支援サービスは、講師に質問できたり、就活支援も受けられるものなど、サポート内容がそれぞれ異なります。
希望の支援内容や通いやすさなどから、自分に合った学習支援サービスを選んで活用してください。
ウズウズカレッジLinuCコース
ウズウズカレッジLinuCコースは、私たちウズウズカレッジが提供している学習支援サービスです。
LinuCコースは完全eラーニング型のスクールなので、自分の生活スタイルに合わせて活用できます。
また、1人ずつに担当講師がつくため、自分のペースで学習しながらも、疑問点の解消と着実な知識定着が可能です。
また、ウズウズカレッジは就職エージェントであるUZUZが運営しているサービスのため、就職・転職活動のサポートも受けられます。
「転職を目指して資格を取得したい」「試験対策と就活を両立したい」といった方にはぴったりなサービスです。
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KENスクール
KENスクールはLPI-Japanの認定校にもなっているスクールです。
KENスクールでは、レベルごとに講座を分けて開催しています。
自分の知識やスキルレベルに応じた講座を選択できるため、難しくて挫折するのを防げます。
また、今はまだ知識が少ない人でも、継続して学習を続け、レベル2向けの講座も受講すれば、スキルアップにも効果的といえます。
ISA PCスクール
ISA PCスクールは、KENスクール同様、認定校の1つです。
Linuxに関するコースは「LinuC Level1 合格保証コース」「LinuC Level2 合格保証コース」の2つあり、どちらも完全個別型のサポートが強みです。
入校時に面談を行い、目的やレベルなどをヒアリングし、受講が始まってからも、適宜カウンセリングを行い、必要に応じて学習内容を変更していきます。
そのため、常に自分に合った内容やペースで学習を進めることが可能です。
Linuxに関する資格を取得すると、3つのメリットがあります。
Linuxに関する資格に限りませんが、資格を取得すると、仮に実務経験がなくても一定レベルの知識を証明することができます。
以下、それぞれ詳しく解説します。
IT業界では、多くの企業でLinuxの機器を導入しており、日本国内でも高いシェア率を誇っています。
そのため、就職活動や転職活動の場面でもLinuxに関するスキルを有しているかをみられることが多いです。
LPIが公開している「Open Source Jobs Report 2020」によると、採用担当者の74%が「Linuxは新入社員に求める最も需要の高いスキルである」と回答しています。
企業によっては、就職や転職だけでなく、社内評価の1つとしてLinuxの資格取得を定めているところもあります。
「Pearson VUE Value of IT Certification Report, 2021」によると、実際、認定を受けた人の77%が「6ヶ月以内に昇給した」と回答しています。
このように、Linuxに関する知識・技術は需要高く、就職・転職やキャリアアップにも活かせるでしょう。
Linuxは、日本だけではなく、海外でも広く使用されています。
有名な「SpaceX社」でもLinuxが導入されているなど、世界的に見ても、多くの企業で導入されています。
そのため、Linuxに関するスキルは、世界にも通用するといえるでしょう。
LinuCは日本国内向けの資格ですが、LPICは世界共通の認定資格といえます。
「今はまだ経験が少ないから」という人でも、今後世界で活躍することを考えているのであれば、LPICの取得をおすすめします。
ITエンジニア自身がどのようなスキルを持っているか、実際に仕事をしてみないと分からない部分があります。
企業側からすれば、スキルの高い人を雇用したいとは思うものの、面接だけでは細かい技術力を判断するのは難しいです。
特に経験が少ない場合、知識はあるのに「実績がないからスキルは低いだろう」と判断されてしまう可能性もあります。
そこで、Linuxに関する資格があれば、スキルの高さを証明することができます。
LinuxはIT業界の中でも広く活用されており、Linuxに関する資格も知名度が高いです。
そのため、資格を取得していると、ある程度Linuxに関するスキルがあるという証明になります。
先程お伝えしたように、Linuxに関する資格はキャリアアップにも役立ちます。
Linuxに関する資格を活かし、次のようなキャリアパスを描くことができるでしょう。
それぞれ仕事内容や役割が異なるので、自分に合うキャリアを見つける参考にしてください。
サーバーエンジニアは、サーバーや仮想環境の設計・構築・運用保守など、サーバーに関する業務全般を担当します。
サーバーには様々な種類があり、それぞれの特徴などを把握したうえで、適切に対応する必要があるため、幅広い知識が必要です。
Linuxに関する資格を取得し、サーバーを設置できるようになるなど、実践的なスキルを活かせるでしょう。
運用保守の業務からなら未経験でも就職が目指せます。
クラウドエンジニアは、クラウドサービスを使ってインフラの設計や構築、運用保守を行います。
「クラウド」とは、ユーザーがハードウェアやソフトウェアを使用しなくても、インターネットを通じて必要な情報を利用できることです。
近年ではクラウド内でサーバーやネットワークを構築する企業も増えており、需要が高い職種といえます。
また、オンプレミスからクラウドへの移行を担当する業務などもあります。
クラウドエンジニアであれば、Linuxの資格取得で得たサーバーやクラウドサービスに関する知識を活かせるでしょう。
プロジェクトマネージャーは、名前の通り、プロジェクトを管理する立場です。
スケジュール・進捗管理、予算管理など、全体を把握しながらプロジェクトを進行させる役割があります。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を把握する必要があるため、幅広く、かつ高いスキルを持っていることが求められます。
そのため、先程紹介したサーバーエンジニアやクラウドエンジニアなどのITエンジニアの経験を積んでから、キャリアアップとして目指すのが一般的です。
システム開発に関するスキルを持っている必要があるので、Linuxの資格取得で得た知識・技術を様々な場面で活かせるといえます。
Linuxに関する資格は、日本国内外で知名度が高く、多くの場面で活かすことができます。
今回紹介したLinuCやLPIC以外にも、Linuxを扱うエンジニアにとって、持っておくのをおすすめできる資格があります。
以下、それぞれの資格について解説しますので、取得を検討してみてください。
マイクロソフト認定資格は、Microsoft社が認定している資格です。
様々な種類があり、管理者、AIエンジニア、アプリ作成者など、自分の立場に応じて資格を選択できます。
資格を取得すると、デジタルやクラウドのビジネスにおけるスキルをマスターしていることの証明になります。
Microsoftの製品は世界的にも広く活用されているため、業務の幅を広げたい方は取得しておいて損はないでしょう。
参考:Microsoft「Microsoft の認定資格」
CCNAは、ネットワーク機器の大手「シスコシステムズ合同会社」が運営している資格です。
ネットワークの基礎知識を証明できる資格であり「登竜門的存在」といわれています。
IT業界で、シスコシステムズの製品は広く使われており、世界的にも資格の認知度が高いです。
そのため企業の求人に「CCNAの取得者歓迎」などと書かれていることも珍しくありません。
CCNAについて、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
合わせて読みたい
参考:Cisco「CCNA認定」
基本情報技術者試験は、ITエンジニア全般で活用できる資格です。
以上のような、ITエンジニアとして働くうえで基礎となる知識を習得できます。
今後、ITエンジニアとしてどのようなキャリアパスを描くかに関わらず、必要なスキルを多く学べるのでおすすめです。
参考:独立法人情報処理推進機構「試験要綱」
ITIL認定資格は、もともと英国政府が民間企業と作成したもので、現在は「AXELOS」が管理しています。
ITサービスマネジメントにおける成功事例をまとめた書籍「ITIL(Information Technology Infrastructure Library)」がベースとなっている試験です。
システムの運用保守を中心として、ITサービスマネジメントの分野で世界共通の基準として知られています。
ITIL認定資格を取得すると、ITサービスの効率性や品質向上など、企業のサービス向上に貢献できるでしょう。
以上、Linuxに関する資格について解説しました。
Linuxは日本だけではなく世界的に見ても、広く導入されており、知名度が高いです。
そのLinuxに関する資格を取得すると多くのメリットがあるため、ぜひ取得を検討してみてください。
紹介したように、Linuxに関する資格におすすめの勉強方法の中には、弊社ウズウズカレッジから提供している教材もあります。
「ウズウズカレッジLinuCコース」がその中の1つです。
ウズウズカレッジLinuCコースでは、あなたに担当の講師がつき、カリキュラムに沿って基礎から応用、さらに知識の整理までサポートをしています。
「1人では学習を続けられるか心配」「未経験だから勉強についていけるか不安」と感じる方にはおすすめです。
ぜひウズウズカレッジLinuCコースを活用して、Linuxに関する資格取得を目指しましょう。
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「CCNA」「LinuC」の学習を始めるか、悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。 そんな方の後押しができればと思い、LINE登録してくださった方限定で、2,000枚超えのスライドを無料でプレゼントいたします! 豪華特典を受け取り、一緒に勉強を始めましょう!
UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。