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CCNAとCCNPの違いは?どっちを受けるべきかも解説
2024年04月24日
ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指す人なら「CCNA」や「CCNP」という資格を耳にすることも多いのではないでしょうか。
どちらも取得しておいて損のない資格ですが、違いがよくわからないという人もいると思います。
本記事では、それぞれの違いや特徴に加え、取得によるメリット、おすすめの勉強方法などを詳しく解説します。
様々な観点から違いを理解することで、自分がどちらの試験を受けるべきか明確になることでしょう。
「CCNAとCCNPどちらを受験しよう?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
河合大輔DAISUKE KAWAI
ウズウズカレッジ講師
ITリスキリングサービス「ウズウズカレッジ」を運営。企業研修から教材作成、業務自動化まで行う何でも屋。関西大学卒業後、中高で社会科教諭を経験。その後縁あってウズウズカレッジに参加。販売しているCCNA教材の受講生は10,000人を超える。
CCNAとCCNPの違い
CCNAとCCNPは、どちらもネットワーク機器大手のシスコ社が提供している技術者認定資格の1つです。
資格を取得することで、ネットワークの知識を有していることや、シスコ製品を使ったシステムの構築・運営・管理などの能力があることを証明できます。
CCNAについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
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また、CCNAとCCNPの違いや特徴については、6つの項目に分けてご紹介します。
- 難易度・グレード
- 合格に必要な勉強時間の目安
- 対象者
- 試験内容・必要な試験数
- 受験料
- 取得による年収の違い
様々な観点からの違いを理解し、自分に合った試験に挑戦しましょう。
難易度・グレード
シスコ社の認定資格には、5つのグレードがあります。
CCNAは下から2番目のアソシエイトレベルで、CCNPは上位資格のプロフェッショナルレベルです。
グレードが上がるにつれて難易度も高くなるため、CCNAに比べてCCNPは取得が難しいです。
また、IPA(情報処理推進機構)によるITSSでは、CCNAはレベル2、CCNPはレベル3程度に位置づけられています。
ITSSとは、IT人材に対するスキル体系を表すもので、通称「ITスキル標準」とも呼ばれています。
どちらを受験しようか迷っている方は、CCNAを取得した後にCCNPへ挑戦すると良いでしょう。
CCNAの難易度や勉強方法については、下記の記事を参考にしてください。
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合格に必要な勉強時間の目安
合格に必要とされる勉強時間も、それぞれ違います。
学習を始める前のレベルによって個人差はありますが、CCNAは一般的に160〜200時間ほど必要といわれています。
一方CCNPは、CCNAをすでに取得している人で160時間ほど必要です。
どちらの資格も、1日2時間勉強した場合で約3ヶ月の期間を要するため「根気よく学習し続ける力」が合格への分かれ道となるでしょう。
対象者
CCNAとCCNPは、どちらも受験の前提条件がありません。
しかし、CCNPはCCNAと比較して、深い知識とスキルが必要です。
そのためCCNPは、公式より「3年から5年のエンタープライズネットワーキングソリューションの実装経験を持つこと」が推奨されています。
一方でCCNAは、シスコソリューションの導入と管理の経験が1年以上あることが推奨されていますが、未経験や実務経験の少ないエンジニアでも十分合格を目指せます。
CCNAは「これからネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートさせたい人」向けであり、CCNPは「キャリアアップを目指す人」におすすめの資格といえるでしょう。
試験内容・必要な試験数
CCNAは、ネットワークの基礎知識とCiscoルーターやCataoystスイッチの取り扱いに関する内容が出題されます。
一方でCCNPは、ネットワークの仮想化やデュアルスタックアーキテクチャなども出題されるため、CCNAよりも高レベルな内容といえるでしょう。
試験数はCCNAが1回に対し、CCNPは「コア試験」と「コンセントレーション試験」の2つに合格する必要があります。
コンセントレーション試験は6種類の中からいずれか1つを選択できるため、自分の得意分野を選びましょう。
CCNAとCCNPの具体的な試験内容は、以下の通りです。
試験内容 | 試験時間 | 出題形式 | |
---|---|---|---|
CCNA |
| 120分 | CBT方式 |
CCNP(コア試験) |
| 120分 | CBT方式 |
CCNP(コンセントレーション試験) | 試験ごとに内容が異なるため、公式サイトをご確認ください。 | 90分 | CBT方式 |
受験料
ベンダー試験の受験料は高額なことが多いため、受験者にとっては気になるポイントでしょう。
CCNAとCCNPの受験料は、以下の通りです。(2023年11月現在)
資格 | 受験料(税込) |
---|---|
CCNA | 42,900円 |
CCNP(各コース共通) |
|
引用:CISCO「シスコ認定試験」
どちらも高額ですが、特にCCNPは2つの試験を受ける必要があるため、合計で10万円以上の受験料が必要です。
費用を無駄にしないためにも、しっかりと準備した上で、試験に臨むことをおすすめします。
なお、支払い方法はクレジットカードかバウチャー方式のどちらかを選択可能です。
取得による年収の違い
年収の相場は、CCNAよりCCNPの方が高くなることが見込めます。
CCNAがネットワークの基礎知識を有している証明になる一方で、CCNPはより高度な知識やスキルがあることを証明できます。
そのため、CCNPに合格すると、ネットワークエンジニアの人材市場で高い評価が得られるのです。
CCNP保有者は、資格手当がある企業であれば年収アップが見込めるほか、好条件での転職により年収が上がる可能性もあるでしょう。
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CCNAとCCNPはどっちを受けるべき?
CCNAとCCNPのどちらを受験すべきかは、現状のスキルや経験値を目安にして決めると良いでしょう。
これからネットワークエンジニアを目指すつもりの人には、基礎的な知識を学べるCCNAがおすすめです。
一方で、既にネットワークエンジニアとしての経験があり、キャリアアップを目指す人には、CCNPが適しています。
旧CCNP試験では、CCNAを取得していないと受験不可でしたが、新試験はCCNA未取得であっても受験可能です。
ただし、CCNPは「ネットワーク構築の経験が3〜5年程度ある人」の受験を推奨しているため、CCNAを取得しないまま受けるには、ハードルが高いかもしれません。
CCNAを取得してからCCNPに挑戦する、段階的な受験が望ましいといえるでしょう。
まとめ
本記事では、CCNAとCCNPのどちらを受験すべきか迷っている方に向けて、それぞれの違いや特徴、取得メリットなどを解説しました。
CCNAとCCNPでは難易度が異なるため、自身のスキルに合わせて選ぶことをおすすめします。
特に、未経験者やネットワーク構築の経験が少ないエンジニアは、ネットワークの基礎知識からしっかりと学習する必要があるでしょう。
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独学で取得を目指すことも可能ですが、200時間近い勉強時間を要するため、挫折してしまう恐れがあります。
そのようなリスクを減らすためにも、ウズウズカレッジでは一人ひとりに担任講師がつき、受講生の学習能力に合わせたサポートを行っています。
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おすすめポイント
- 講師による個別指導だから、自分のペースに合わせたオーダーメイド学習ができる
- 「学習支援」だけでなく「転職支援」まで含めてトータルサポート
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