「社員のITスキルを高めたい」と考えた時、IT研修の実施を検討する企業も多いのではないでしょうか。
社内の人材でIT研修を行うという選択肢もありますが、研修に適した担当者がいなかったり、時間を確保できない場合は、外部の研修機関を活用しましょう。
人材育成を専門にしている研修会社は、効率よくITスキルを身に付けるためのノウハウを持っているため、短期間で社員のスキルアップを図れます。
本記事では「IT研修会社を選ぶ際のポイント」や「おすすめの研修会社」をご紹介します。
研修会社ごとに特徴や強みは異なるため、自社の目的に沿った研修を実施できる研修機関を選びましょう。
一口に「IT研修」といっても、研修を実施する企業によって内容や授業スタイルは異なります。
効果の高いIT研修を行うためには、以下のポイントを押さえ、自社に合う研修会社を選ぶことが重要です。
それぞれ詳しく解説しますので、IT研修の実施を検討している企業担当者の方は参考にしてください。
まずは、自社の研修目的を明確にしましょう。
「新入社員の育成」や「既存エンジニアのスキルアップ」など「対象者」と「理由」を明確に定めることで、適切なカリキュラムを作成できます。
IT研修の内容は、CCNAやLinuCなどの資格学習だったり、Microsoft Officeの使い方やセキュリティ基礎を学ぶものなど様々です。
多くの研修から自社に最適なものを選ぶためには「誰が何のために研修を受けるのか」を明確にすることが重要なのです。
その上で、目的に合わせて必要な講習内容を組み合わせたり、自社にとってベストなカリキュラムを提案してくれる研修企業を選びましょう。
研修の受講スタイルは、大きく「オンライン」と「オフライン」に分けられます。
以下の表は「従業員」と「企業」の両方の立場からメリット・デメリットをまとめたものです。
研修方法 | 立場 (従業員/企業) |
メリット | デメリット |
オンライン | 従業員 |
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企業 |
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オフライン | 従業員 |
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企業 |
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オンラインやオフラインの他に、eラーニングなどを利用した自習方式の講義も存在します。
両者のメリット・デメリットを理解し、受講者本人と自社の双方にとってより良い研修となる受講スタイルを選びましょう。
研修後のフォロー体制を確認することも大切です。
研修が終了してからも講座の内容を復習できるサービスがあったり、質問を受け付けてくれる研修企業であれば、受講生のさらなるスキルアップを目指せるでしょう。
研修後のサポートは研修サービスにおける付加価値といえるため「教えて終わり」ではない研修企業を選ぶことをおすすめします。
「フォローアップ研修」という形で通常の研修と合わせて取り入れることを検討しても良いでしょう。
人材開発支援助成金は、企業が従業員の職業能力向上を目的として実施した研修に対して、国が助成金を交付する制度です。
IT研修を実施する際に助けとなる制度で、活用するメリットは大きいといえます。
研修企業を選択する際は「助成金対象の研修を実施しているか」を1つの判断基準としても良いでしょう。
弊社UZUZが提供している研修サービス「ウズカレBiz」は、人材開発支援助成金の対象で、最大515,800円の研修コストを削減できます。
「人材開発支援助成金」については厚生労働省のサイトに詳しく記載されているため、こちらも参考にしてください。
参考:厚生労働省「人材開発支援助成金」
ここからは、おすすめのIT研修会社をご紹介します。
それぞれの特徴やメリットを理解し、自社に合った研修会社を選ぶための参考にしてください。
【ウズカレBiz】
対応コース |
※いずれも新入社員向け |
研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 研修修了後も復習用に講義動画が閲覧可能 |
人材開発支援助成金の対象 | ◯ |
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー |
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人材開発支援助成金の対象 | 助成金制度あり ※詳細は要問合せ |
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修後の学習フォロー |
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人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
【リスキルテクノロジー 】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
【KENスクール】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 助成金相談あり ※詳細は要問合せ |
【東京ITスクール】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 助成金相談あり ※詳細は要問合せ |
【インソース】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
【トレノケート】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
【リンプレス】
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 有 |
人材開発支援助成金の対象 | ◯ |
【Winスクール】
対応コース |
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研修スタイル |
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研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
【ウズカレBizの特徴】
UZUZが提供するウズカレBizは、ITの専門スキルに加え、社会人としてのビジネススキルも身に付けられるオンライン研修です。
ITエンジニアに必要な専門知識の習得や、ITを活用して業務効率を向上させるためのスキルを学べるカリキュラムなど、目的に合わせて複数のコースから選択できます。
「人材開発支援助成金」を利用することで研修コストを削減できます。
さらに、講義動画は研修前1ヶ月と研修後も視聴可能なため、予習・復習に活用することで従業員の更なるスキルアップを目指せるでしょう。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 |
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対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 研修修了後も復習用に講義動画が閲覧可能 |
人材開発支援助成金の対象 | ◯ |
画像引用元:インターネット・アカデミー 公式
【インターネット・アカデミーの特徴】
インターネット・アカデミーは、日本初のWeb専門スクールとして1995年に設立されました。
Web制作・開発会社が運営母体となっており、ITやビジネスの基礎から、専門的な技術まで幅広い研修を実施しています。
また、海外にも拠点を持つグローバルな企業であるため、英語力の高い講師が多数在籍しているのも特徴です。
必要に応じて英語での研修も受けられるため、自社に外国籍の社員がいる場合でも心配ありません。
対応コース |
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研修スタイル | 双方向オンライン集合研修集合研修eラーニング など |
研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
画像引用元:SAMURAI ENGINEER Biz 公式
【SAMURAI ENGINEER Bizの特徴】
SAMURAI ENGINEER Bizは、IT教育を通して企業が抱える課題の解決を手助けしています。
社員のスキルレベルや、企業の研修目的に沿ったオーダーメイドカリキュラムで、限られた期間でも効果の高い研修を実施できます。
また、eラーニングを活用したサブスク型のIT研修では、コストを抑えつつIT教養やフロントエンド、バックエンドなど様々な知識を習得可能です。
研修外での質問など、サポート体制も手厚いため挫折しにくいといえます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | 短期間~長期間 |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー |
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人材開発支援助成金の対象 | 助成金制度あり ※詳細は要問い合わせ |
画像引用元:TechAcademy 公式
【TechAcademyの特徴】
Tech Academyは、オンライン研修で費用を抑えたい企業におすすめです。
900社を超えるサポート実績と、200以上のカリキュラムを活用し、自社の研修目的や受講生の課題に合わせた学習内容を提案します。
また、個人ごとに学習進捗や理解度を可視化できるため、研修効果の報告がスムーズになるでしょう。
マンツーマンメンタリングやチャットサポート、回数無制限の課題レビューなど、フォローが手厚い面も魅力の1つです。
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー |
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人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
画像引用元:リスキルテクノロジー 公式
【リスキルテクノロジーの特徴】
リスキルテクノロジーは、新入社員研修や未経験の中途社員のトレーニングを得意としています。
1ヶ月集中の研修コースなど、短期間でも実践的なスキルを習得できるのが特徴です。
ビジネス基礎やプログラミング言語などのエンジニアとしての必須スキルはもちろん、JavaやLinuxなど専門性の高い知識まで幅広く学習できます。
土曜日や夜間の受講も可能なため、業務と並行して学習を進められます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
画像引用元:KENスクール 公式
【KENスクールの特徴】
KENスクール法人研修は、研修実績30年以上、利用実績700社以上を誇っています。
全国7エリアに校舎を保有しており、人気の研修形式は「通学型」です。
受講スタイルは通学型以外にも「オープン型」「講師派遣型」「eラーニング」があるため、自社の希望や目的に合わせて選択可能です。
研修では、プログラミングやセキュリティなど様々なIT技術を学べるだけでなく、同時にビジネススキルも習得できます。
ITスキルとビジネス基礎を効率よく身に付けられるため、新人社員研修のリピート率は95%と高い評価を得ています。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 助成金相談あり ※詳細は要問合せ |
画像引用元:東京ITスクール 公式
【東京ITスクールの特徴】
東京ITスクールは「経営を伸ばすIT教育」を提供しているITスクールです。
経験豊富なエンジニアによる指導を受けられるのが特徴で「経営者が支持する新人IT研修No.1」に選ばれています。
また「東京都のJava研修受講者数No.1」であり、リピート率は93.2%と高評価を得ています。
助成金を活用してコストを抑えつつ、自社エンジニアのスキルアップを目指す企業におすすめです。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コースにより異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 助成金制度あり ※詳細は要問合せ |
画像引用元:インソース 公式
【インソースの特徴】
インソースには数多くの研修コースがあり、業種を問わず様々な企業向けに研修を提供しています。
プログラミングはもちろん、セキュリティやデータベース、OAスキルなど幅広いカリキュラムがあるため、自社に必要な研修が見つかるでしょう。
eラーニング研修では、独自の受講管理システムにより受講態度を見える化することで「誰がどこまでしっかりと学習しているか」を細かくチェックすることが可能です。
これにより、ただ動画を流すだけの人や、見飛ばす人を厳しく管理できます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コースにより異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
画像引用元:トレノケート 公式
【トレノケートの特徴】
トレノケートは、新入社員向けの基礎学習から中堅社員、管理職などのスキルアップを図る研修カリキュラムまで幅広く用意しています。
研修期間はコースによって様々ですが、1日〜5日間程度の講座が多く、短期間で人材育成できるのが特徴です。
また、研修コンシェルジュによる研修計画サポートや、助成金相談も行っています。
世界15の国と地域に拠点を展開しているため、日本での開催が無い最新コースや、英語での研修受講も可能です。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
画像引用元:ALL DIFFERENT 公式
【ALL DIFFERENTの特徴】
ALL DIFFERENTは、研修スタイルが豊富で、集合研修やオンライン、講師派遣などから自社に合った受講形式を選択できます。
同社の特徴である「定額制研修プラン」は、何人でも何回でも定額料金で受講できる点が魅力です。
幅広い階層・職種に対応した研修テーマから選択可能で、年間4,000回開催しているため受講者1人1人の都合に合わせて学習が進められます。
研修カリキュラムには定期的な振り返りやテストが含まれるため、講師や企業担当者など複数の方向から受講者をサポートできます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
画像引用元:Schoo 公式
【Schoo for Businessの特徴】
Schoo for Businessは、学習動画を提供したり授業生配信を行う、オンライン研修サービスです。
配信内容は、ビジネススキルやプログラミング、DX、AIなど、全21カテゴリの幅広い領域を網羅しており、社員研修から自律学習まで幅広く活用できます。
授業コンテンツは最新のトレンドに合わせて更新され続けており、常に最先端の技術を学べる点が魅力です。
研修動画はスマホやタブレットでも視聴できるため、時間や場所を問わず学習が進められます。
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
画像引用元:リンプレス 公式
【リンプレスの特徴】
リンプレスは、DX人材の育成とDXの内製化支援を目的に、研修を行っています。
DXの他にも、デジタルやITに携わる全ての人を対象としたサービスを提供しており、ITの基礎からデータサイエンスなどの専門性の高い知識まで幅広く学習できます。
実際に現場で働く上で必要となる実践的・実用的なスキルを習得できるため、社員の即戦力化を目指す企業におすすめです。
無料セミナーやオンデマンドセミナーを活用して、ITに関する知見を広げることもできるでしょう。
対応コース |
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研修スタイル | オンライン |
研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | × |
画像引用元:デジタルハリウッドアカデミー 公式
【デジタルハリウッドアカデミーの特徴】
デジタルハリウッドアカデミーの企業研修サービスは、あらゆる業種・業界の企業や官公庁などの利用実績があります。
プログラミングやグラフィックデザイン、ビジネススキルなど、全50種類以上の教材から自社に適した研修を選択できるため、業界問わず利用されているのです。
動画教材は1本10分と短時間で学べるように作られており、集中力を維持しながら学習できるでしょう。
企業が抱える課題を「動画教材」と「授業運営ノウハウ」により解決する研修サービス会社といえます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 有 |
人材開発支援助成金の対象 | ◯ |
画像引用元:Winスクール 公式
【Winスクールの特徴】
Winスクールは、従業員1人ひとりのITリテラシーを高めることで、企業全体のDXをサポートしています。
豊富な研修プランの中には、最短1日から実践的なスキルが身に付くものもあるため、短期間での人材育成を目指す企業におすすめです。
研修スタイルは、個別レッスンと集合レッスンのどちらにも対応可能で、1人から大人数まで自社の希望に合わせて選択できます。
また、ほぼ全ての講座が助成金の対象となっており、活用することでコストを削減できます。
対応コース |
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研修スタイル |
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研修期間 | コース毎に異なる |
対応可能な人数 | 1名~ |
研修後の学習フォロー | 無し |
人材開発支援助成金の対象 | 〇 |
本記事では「IT研修会社を選ぶ際のポイント」や「おすすめのIT研修会社」をご紹介しました。
自社でIT研修を実施することが難しい場合、研修会社を利用すると便利です。
ただし、研修会社ごとに特徴は異なるため、自社の目的に合った研修が行えるか見極めて選択しましょう。
ウズカレBizは、主に新入社員を対象としたオンラインIT研修サービスで、助成金を利用することで実質負担額48,000円〜人材育成が可能です。
研修中は講師による学習サポートが受けられるほか、研修後も講義動画が閲覧できるため復習に活用し、さらなるスキルアップを目指せるでしょう。
コストを抑えつつ、サポートの手厚い研修を希望する企業担当者の方は、以下よりウズカレBizの詳細をチェックしてみてください。
UZUZ COLLEGE代表取締役社長、UZUZグループ専務取締役。1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現・LIXIL)に入社。1年目からキッチン・洗面化粧台の商品開発に携わるも、3年目に製造部へ異動し、毎日ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。高校の同級生であったUZUZ創業者からの誘いと、自身のキャリアチェンジのため、「UZUZ」立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターといった20代若者への就業支援実績は累計2,000名を超える。2020年より教育研修事業を立ち上げ、2024年より「UZUZ COLLEGE」として分社化し、代表取締役社長に就任。