CCNAに落ちた!よくある原因と再チャレンジで合格するための学習ポイントを解説

CCNAに落ちてしまい、がっかりしている方もいるのではないでしょうか。

また、再受験に向けて、すでに試験勉強を再開している方もいるでしょう。

CCNAは簡単に合格できる試験ではないため、気を落とさずに再受験に向けた学習方法を検討してみましょう。

本記事では、CCNA試験に落ちてしまう良くある原因と、再受験に向けてどのように学習を進めれば良いのかを解説します。

本記事を参考に落ちた原因を分析し、再チャレンジしてみてください。

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CCNAはそもそも簡単に受かる試験ではない

CCNAは、そもそも簡単に合格できる試験ではありません。

ITSS(IT Skill Standard/ITスキル基準)では、CCNAはレベル2に位置しています。

同じインフラエンジニア関連の資格であるLPIC-1はレベル1であり、CCNAは他の資格と比べても難易度が高いことが分かります。

また、CCNAは2020年に改定され、以前は10種類に分かれていた専門分野が1つに統合されました。

その結果、試験範囲が広がるなど、難易度が上昇傾向にあります。

参考:特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会教育企画委員会「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ

CCNAの試験に落ちた!よくある原因と対策

先述したとおり、CCNAは他のインフラエンジニア関連の資格の中でも、比較的難易度が高い資格です。

ただ、落ちたということは何か原因があるため、原因を把握し、次の試験では合格できるように対策しておきましょう。

出題範囲の学習はもちろん、試験形式などに慣れておくことも大切です。

CCNAの試験に落ちる良くある原因と対策を確認し、今後の学習の参考にしてください。

必要な勉強時間が確保できていない

IT未経験者の場合、合格するためには約200時間の勉強時間を確保することが必要です。

つまり、毎日2時間の勉強を、3ヶ月以上続ける必要があります。

そもそもの勉強時間が不足していると、試験範囲を十分にカバーできないため、まずは隙間時間などを活用し、勉強時間を確保しましょう。

継続的に学習を進めることが、合格の鍵となります。

通勤時間などに動画教材で学習を進めるなど、時間を有効活用しましょう。

弊社ウズウズカレッジでは、未経験の方でも分かりやすく、効率的に学習が可能な動画教材を提供しています。

まとまった勉強時間を確保することが難しい方でも、動画教材であれば「いつでも」「どこでも」学習できます。

効率的に学習を進めるためにも、ぜひ活用してください。

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CBTでの試験形式に慣れておらず時間が足りなくなってしまった

CBTでの試験形式に慣れておらず、時間配分や問題の解き方に戸惑って不合格になることがあります。

CBTとは、パソコンで受ける試験のことです。

CCNAの問題数は100問程度で、試験時間は120分あり、1問に費やせる時間は単純計算で1分です。

ただ、計算問題も出題されるため、暗記で解ける問題は10〜20秒程度で回答しなければ、十分に時間が確保できません。

出題順はランダムで、最後の最後に計算問題が出題されることもあります。

「悩んでも解けなさそうなものは捨てる」

「暗記で解ける問題は10〜20秒で解く」

「計算問題には5分以上かけない」

このように、自分なりに対策を考えて時間管理を徹底しましょう。

ただし、CBTでは、解答済みの問題に戻れないため、一般的なテストと違い「後で戻って解く」ができません。

瞬時に正確な解答が求められるため、模擬試験を通じて時間配分の感覚を掴む練習をしましょう。

試験問題の丸暗記で試験に挑んでしまった

学習サイトや問題集にある語句や問題文を丸暗記する方法で試験に挑み、試験に落ちてしまうケースがあります。

CCNA試験では、ネットワークへの深い理解と応用力が必要です。

丸暗記で臨むと、問題集サイトでほぼ満点が取れる状態であっても、試験で出題された問題文のニュアンスが少し違うだけで、正しい回答を導き出せないのです。

問題集を解く際に、問題文と選択肢を単に覚えるのではなく、その背後にある理論や原理を理解する必要があります。

また、実際の試験では、シミュレーション問題の難易度も増大しています。

実際にコマンドを入力して設定を行う問題が出題されるため、シミュレータでコマンド練習を行うなど、手を動かしながら学習することが必要です。

出題範囲の前半で失点が多かった

CCNA試験は、以下の6つの分野から出題されます。

・ネットワークの基礎(20%)
・ネットワークアクセス(20%)
・IPコネクティビティ(25%)
・IPサービス(10%)
・セキュリティの基礎(15%)
・自動化とプログラマビリティ(10%)

参照:CCNA 試験 v1.0(200-301)|CISCO

その中で、以下の3分野は配点の比重が高く、この分野での失点が多いと落ちてしまいます。

・ネットワークの基礎(20%)
・ネットワークアクセス(20%)
・IPコネクティビティ(25%)

試験までに、8割以上の得点が取れるように練習することが大切です。

CCNA試験に落ちた際にまずやるべきこと

ここまで、CCNAに落ちた原因と対策について紹介しました。

試験に落ちた原因を分析し、次の試験に向けて対策していきましょう。

次に、CCNA試験に落ちた際にまずやるべきことを解説していきます。

再試験の予約をする

まずは試験に落ちた後、なるべく早いうちに再試験の予約をしましょう。

勉強をやめてしまうと、解けていた問題も忘れてしまうことが多いため、学んだ知識を忘れないうちに再試験を受けることで、次の試験に活かせるからです。

前回と次回の試験間隔が、空きすぎないようにしてください。

ただし、CCNA試験に不合格となった場合、次の受験までに6日間の待機期間があります。

待機期間の間は再試験の申し込みができないため、待機期間が経過してから申し込んでください。

再試験の申し込みは、前回と同様にピアソンVUEの公式サイトから行いましょう。

落ちた理由を分析する

試験結果を確認し、どの分野が弱いか分析しましょう。

なお、試験結果の表示内容は頻繁に変わるため、参考にできる情報があれば参考にしてください。

例えば、シミレーション問題でのミスが多かった場合、その分野に特化した学習を強化しましょう。

また、落ちた理由を分析し、前回の勉強方法を見直すことも重要です。

前回の勉強方法がインプット中心の学習で、アウトプットが不足していたのであれば、実践的な学習に比重を置く勉強方法に変えてみましょう。

次のCCNA試験に受かるための学習のポイント

次に、次回のCCNA試験に受かるための学習ポイントを紹介します。

・Cisco Packet Tracerなどを利用しシミレーション問題に備える
・問題演習サイトで8割が取れるレベルまで仕上げる
・モチベーションが続かない人や最短で合格を目指すならスクールに通う

試験に落ちたことで学習方法に自信を失くしたり、モチベーションが続くか心配な方もいるでしょう。

学習のポイントを押さえ、万全の態勢で挑みましょう。

Cisco Packet Tracerなどを利用しシミレーション問題に備える

Cisco Packet Teachieなどを利用し、シミュレーション問題を解く練習をしましょう。

シスコ製品の設定を行うコマンド問題に対する準備は、CCNA試験において欠かせません。

単にコマンドの暗記だけではなく、実際に手を動かして設定する練習が必要です。

一番良いのは実機練習ですが、難しいケースが大半でしょう。

その場合は、Cisco Packet Tracerなどのシミュレーションツールを使用すれば、コマンドを打つ練習やネットワークの設計方法を実践的に学べます。

Cisco Packet Tracerの使い方は、以下の動画を参照してください。

問題演習サイトで8割が取れるレベルまで仕上げる

再試験の場合はインプットではなく、問題練習のアウトプットに比重を置きましょう。

問題集や問題サイトを繰り返し解いて問題形式や問題文に慣れ、即座に回答できる問題を増やすことが大切です。

 CCNAの問題文は、英語から翻訳されているため不自然な表現があります。

繰り返し解きながら問題文の表現に慣れ、分かりづらくても即座に答えられるようにしましょう。

前半の3分野は85%以上、後半の3分野は75~80%程度得点できるようになれば安心です。

【おすすめの試験対策サイト】
CCNA公式サイト: 練習問題が掲載されている。
Ping-t: 模擬試験が受けられるサイト。有料プランもありますが、初めての方には無料プランでも十分対策可能。
ウズカレテスト:会員登録すれば無料で利用可能。CCNAの演習問題が400問以上収録されている。

弊社が提供しているウズカレテストでは、選択肢を丸暗記することを防ぐため、一部の問題では毎回選択肢の内容が変わる仕様になっております。

モチベーションが続かない人や最短で合格を目指すならスクールに通う

独学ではどうしてもモチベーションが続かない方や、最短で合格を目指している方にはスクールをおすすめします。

スクールの最大のメリットは、不明点を講師に質問できることです。

試験に落ちる良くある原因の一つは、シミュレーション問題の不明点をそのままにしてしまうことです。

シミュレーション問題の不明点は、独学ではなかなか解決しづらい部分といえます。

弊社ウズウズカレッジでは、CCNA専門コースを用意しており、分かりやすい動画教材に加えて担任講師へ不明点を質問できる体制が整っています。

また、週1回の担任講師との面談もあるため、モチベーションを高く維持しながら学習が続けられるシステムです。

次の試験で合格したいと思っている方は、スクールも検討してみてください。

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CCNAに落ちたら正しい勉強法で再チャレンジしよう!

CCNAの試験に落ちたら、落ちた原因を分析して学習方法を見直すことが大切です。

気持ちを切り替えて自分に合う勉強法で学習することで、再チャレンジで合格を目指せます。

また、独学で試験勉強をしている方は、スクールを検討してみてください。

質問したり、講師の解説を聞いたりすることで、不明点を解消して理解を深めることが可能です。

弊社ウズウズカレッジでは、CCNA専門コースを用意しています。

当コースでは、動画教材での学習を始め、担任講師がマンツーマンで学習をサポートします。

教材コンテンツの品質を確認できるよう、You Tubeで無料お試し版も公開していますので、興味のある方はぜひご確認ください。

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この記事を監修した人

D.KAWAI  事業責任者

UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。