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インフラエンジニアにポートフォリオは必要?作成方法やポイントも解説

「インフラエンジニアにポートフォリオって必要なの?」

「何を載せればいいのか分からない……」

こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

インフラエンジニアは開発職と違い、ポートフォリオが一般的ではないと思われがちですが、実は転職やキャリアアップの武器になります。

本記事では、インフラエンジニアがポートフォリオを作成するメリットや、作り方のポイントを解説します。

転職活動を有利に進めたい方や、自分の強みを明確にしてアピールしたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

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インフラエンジニアにポートフォリオは必要?

「ポートフォリオ」とは、自分のスキルや経験を示す資料のことです。

特にエンジニアの場合、転職時や業務委託案件に挑戦する際に、自身の技術力や実績をアピールする手段として活用されます。

インフラエンジニアの場合、開発職のように過去の制作物やコードを公開する機会は少ないですが、基本設計書やサーバー構築手順書などがポートフォリオとして役立ちます。

これらの資料を整理しておくことで、面接時に自身の経験を説明しやすくなり、採用担当者へのアピールにもつながるでしょう。

ポートフォリオを作成することで、スキルを可視化でき、自分の市場価値を把握して高めることにもつながります。

未経験者の場合:基本的には必要ない!資格の取得を優先

未経験の状態でポートフォリオを作成するのは難しいため、無理に作る必要はありません。

インフラエンジニアは、実務経験の証明としてポートフォリオを求められることは少なく、代わりに資格がスキルの証明として評価されやすい職種です。

そのため、まずはCCNAやLinuCといった資格の取得を優先しましょう。

特にCCNAはネットワークの基礎知識を体系的に学べるため、未経験からの就職に有利です。

また、LinuCはサーバー管理のスキルを証明できるため、インフラエンジニアを目指すなら取得を検討しましょう。

資格を持っていることで、企業の採用担当者に「基礎知識がある」と判断され、未経験でも採用される可能性が高まります。

まずは資格取得を目指し、スキルの土台を固めましょう。

経験者の場合:スキルをアピールする武器になる

インフラエンジニアとしての経験がある場合、ポートフォリオはスキルをアピールする武器になります。

資格取得に加え、過去のプロジェクト経験や環境構築の実績を整理すると、転職や業務委託案件の獲得に役立ちます。

AWS・GCP・Azureなどのクラウド環境や、オンプレミスの構築・運用実績をまとめると、採用担当者に技術力の高さを伝えられるでしょう。

また、システムの設計・構築・運用に関する手順書や、業務改善の事例をアウトプットするのも効果的です。

具体的な成果物を示すことで、実務スキルを客観的に証明でき、他の候補者と差別化しやすくなります。

経験を活かして、より魅力的なポートフォリオを作成しましょう。

未経験インフラエンジニアがポートフォリオなしで採用されるには?

未経験からインフラエンジニアを目指す場合は「なりたい意欲」と「学習実績」をアピールすることが重要です。

面接で評価されやすいポイントは、以下の3つです。

  • インフラエンジニアになりたい強い意欲
  • 学習意欲・学習適性
  • インフラエンジニアに必要な基礎知識の習得

これらをアピールするためには、資格取得が最も効果的です。

未経験者が目指すべき資格としては「CCNA」と「LinuC」です。

特徴勉強時間
CCNA
(ネットワークの資格)
・ネットワーク関連機器の世界最大手といわれる「シスコシステムズ社」が実施している資格試験
・インフラエンジニアの登竜門資格
IT未経験者で約200時間
LinuCレベル1
(サーバーの資格)
世界的に普及しているサーバーOSの「Linux」の専門資格IT未経験者で約160時間程度

どちらか迷ったら、インフラエンジニアにとっての登竜門的な資格であるCCNAの取得をおすすめします。

企業は「本当にエンジニアになりたいのか?」を見極めています。

資格取得のために時間と労力を投資した経験は、強い意欲があることの証明になります。

また、インフラエンジニアは技術の進化が早く、業務に入ってからも学習し続ける姿勢が必須です。

資格取得を通じて「自分で学び、成果を出せる力がある」と示せれば、企業側も「この人は長く活躍してくれそうだ」と評価しやすくなります。

【実務経験がある人向け】インフラエンジニアのポートフォリオの作り方

インフラエンジニアのポートフォリオの作り方

実務経験があるインフラエンジニアは、ポートフォリオを活用することで転職や案件獲得の際に強みをアピールできます。

以下に、例としてLinuxを利用したWebサーバー構築手順書をポートフォリオとして作成する方法を解説します。

ステップ①:構築する環境を決める

ポートフォリオを作成するにはまず、どのようなサーバー環境を構築するかを決める必要があります。

以下にサーバー構築の例を3つ紹介します。

  • Webサーバー:ApacheやNginxを用いてWebサイトをホスティング
  • DNSサーバー:ドメイン名とIPアドレスの解決を行う
  • FTPサーバー:ファイルの転送や共有を行う

未経験者でも扱いやすいLinux環境なら、CentOSを利用したWebサーバー構築が無難です。

これらの中から、自分の学習目的や興味に合ったテーマを選び、構築を進めていきましょう。

補足:インフラエンジニア(クラウドエンジニア)の場合

また、手動での構築だけでなく、AnsibleやTerraformを使用してサーバーの自動構築を行うと、より高度なスキルの証明になります。

IaC(Infrastructure as Code)を活用することで、クラウド環境での運用を意識した構築スキルをアピールできます。

そのため、インフラエンジニア(クラウド)のキャリアを目指す方には特に有効。

例えば、AnsibleのPlaybookやTerraformのコードをドキュメントに含めることで、再現性のあるインフラ構築ができることを示せます。

ステップ②:環境構築の手順をドキュメントにする

構築作業を進めながら、その手順を記録し、後で振り返れるようにドキュメント化しましょう。

以下の項目を含めると、より分かりやすい資料になります。

  • 構築環境の概要:何を作成したのか、目的や背景を簡潔に記述
  • 使用した技術:CentOSのバージョン、導入したソフトウェア(例:Apache、MySQLなど)
  • 構築手順と設定内容:インストール手順、設定ファイルの内容、各種パラメータの設定方法
  • 課題と解決策:構築中に直面した問題と、その解決方法

これらの情報を整理することで、技術的な理解度や問題解決能力を伝えられます。

また、設定の意図や選択した理由を補足すると、より論理的で説得力のあるポートフォリオになります。

ステップ③:ポートフォリオの形式を決める

作成したドキュメントをどのように公開・共有するかを決めます。

ポートフォリオの形式として、以下の方法があります。

  • GitHub:設定ファイルやスクリプトを公開し、コード管理能力をアピール。
  • 技術ブログ(Qiita、Zennなど):構築手順や学習内容を記事として公開。
  • ドキュメントツール(Notion、Scrapboxなど):情報を整理し、リンクで共有。

GitHubで公開すれば、Git活用のスキルもアピールできるので一石二鳥です。

この中から、採用担当者が閲覧しやすい形式を選びましょう。

インフラエンジニアのポートフォリオの作り方のポイント・注意点

インフラエンジニアのポートフォリオを作成する際は、実務で活用できる内容を載せることを意識することが重要です。

採用担当者に技術力や問題解決能力を伝えるため、環境構築の手順や工夫した点を明確にまとめましょう。

経歴や自己紹介文、保有資格等を記載する

ポートフォリオには、自身の経歴やスキルをわかりやすく伝えるために、自己紹介・保有資格・今後の目標を記載すると効果的です。

最初に、自己紹介として、インフラエンジニアとしての経験年数や得意分野を簡潔にまとめます。

次に、保有資格を記載し、CCNA・LinuC・AWS認定など、技術スキルを証明できるものを整理します。

業務経験やプロジェクト実績を具体的に紹介し、担当した役割や使用した技術、成果を示すことで、採用担当者にスキルを伝えやすくなります。

最後に、学習中の技術や今後の目標も添えると、成長意欲をアピールできます。

人のポートフォリオをコピーしない

他の人が作成したポートフォリオやドキュメントをそのまま流用することは避けましょう。

内容が他者と同じでは、自身の経験やスキルを正しく評価してもらえません。

ポートフォリオは、これまでの経験や学習の成果を示す大切な資料です。

他の人のものを参考にする場合でも、自分の言葉で書き直し、実際に取り組んだ内容を反映させることが重要です。

オリジナルのポートフォリオを作成して、採用担当者に、自分だけの個性や強みを効果的にアピールしましょう。

機密情報の取り扱いに注意する

ポートフォリオに過去のプロジェクトの内容を掲載する際は、機密情報や企業の内部情報が含まれないよう注意しましょう。

具体的なシステム構成や設定情報、顧客情報などをそのまま公開すると、契約違反や情報漏洩につながる可能性があります。

必要に応じて、データを匿名化したり、一般化した表現に置き換えるなど、安全な形で記載することが大切です。

適切な情報管理を心がけ、信頼を損なわないようにしましょう。

インフラエンジニアのポートフォリオの具体例

インフラエンジニアのポートフォリオは、スキルや経験を具体的に示す重要な資料です。

ここでは、2名のエンジニアのポートフォリオから、サーバー構築手順書やシステム設計書など、採用担当者に伝わりやすい具体例を紹介します。

KOHEI MATSUNOBU

KOHEI MATSUNOBU

画像引用元:KOHEI MATSUNOBU

具体例として、インフラエンジニアの松延航平さんのポートフォリオサイトを見ていきましょう。

参考にすべきポイントとして、まず「構成の分かりやすさ」が挙げられます。

保有スキルをレーダーチャートで視覚的に伝わりやすく表現し、プログラミング言語などの細かいスキルは習熟度と共に分野ごとに解説しています。

インフラエンジニアのポートフォリオは、技術力や実績を的確に伝えることが大切です。

また、その分野において指導経験の有無も書かれているので、採用して一緒に働いた際にどのような活躍ができるかイメージしやすくなっています。

更新頻度が3ヶ月ごとであることも、最新情報の把握に役立つ良い点です。

HODA Engineering Laboratory

HODA Engineering Laboratory

画像引用元:HODA Engineering Laboratory

このサイトは、バックエンドエンジニアのHodaさんによって作成されたサイトです。

インフラ開発やフロントエンド開発を年表と共に、どういった経緯で携わっていくことになったのかを紹介しています。

遊び心もありつつも、自分のスキルや成果物が分かりやすくまとめられています。

自分の想いをつづっているため、読み手に自分の人柄が伝わりやすいのも魅力的です。

サイト自体はシンプルですが、必要な情報が上手にまとめられた良い例といえます。

インフラエンジニアのポートフォリオ:まとめ

インフラエンジニアは、安定した需要があるため未経験からでも挑戦しやすい職種です。

しかし、転職を目指す際には「ポートフォリオは必要なのか」「未経験の場合はどうするのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

未経験の場合は、ポートフォリオ作成よりも資格取得を優先しましょう。

中でも、CCNAやLinuCなどの取得を目指すことが有効です。

一方、経験者であれば、過去のプロジェクト経験やシステム構築の手順書をポートフォリオとして整理し、スキルをアピールすることが求められます。

また、ポートフォリオを更新する上で技術の継続的な学習といった課題もあります。

そのため、効率的に学習し、スキルを身につける環境が重要です。

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この記事を監修した人

D.KAWAI  事業責任者

UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。