インフラエンジニアは激務?言われる理由と回避するポイントを紹介

あなたはインフラエンジニアと聞いて、何を思い浮かべますか?

「高年収でやりがいのある仕事だ」と感じる人や、憧れを抱く人もいます。

そんなインフラエンジニアのイメージの中で多いのが「激務である」ということ。

では実際に、インフラエンジニアは激務なのでしょうか?

本記事ではインフラエンジニアが激務と言われる理由を、本当にそうなのかを深堀りし、激務を回避する方法も合わせてご紹介します。

この記事を読むことで実際の業務が想像でき、自分のイメージする仕事かどうかの判断材料にもなるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

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インフラエンジニアは激務と言われる理由

インフラエンジニアが激務と言われている理由には、思い込みやイメージによって誇張されている部分と、本当に激務である部分があります。

よく言及される、激務である理由は以下の4点です。

  • 24時間体制での勤務
  • トラブル発生時に問題解決するまで帰宅できない
  • インフラエンジニアの需要が高く人材不足
  • SESエンジニアの場合の環境変化

それぞれ深堀りして解説していきます。

24時間体制勤務の間違ったイメージ

インフラエンジニアの業務は様々ですが、まず任されるのはシステムの運用や保守です。

24時間365日稼働し続けるシステムに異常がないか管理し、問題が生じれば迅速に対応して復旧させます。

そのため「長時間労働を強いられる」「夜勤が多く昼夜逆転する」といった激務のイメージを持たれがちです。

しかし実際は、24時間体制といってもシフト制を導入しており、基本の勤務時間は他の企業と同じ8時間です。

次のシフトの人員が出社すれば業務を引き継いで退勤できるため、むしろ残業は少ないとされています。

「エンジニアが常に管理している」という部分が「1人で長時間管理している」に変換され誤解を生んでいましたが、そのようなことはありません。

経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」を見てみましょう。

IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

画像引用元:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

「IT保守」「IT運用・管理」を担当するエンジニアの残業時間が、他のプログラマーなどと比べて残業時間が短いということが分かります。

夜勤が行われる深夜帯においては、ネットワークの利用者が減るためトラブルが少ない場合が多く、時間的プレッシャーを感じずに働けます。

そのことから、逆に「楽すぎる」と言われることもあるほどです。

上記の様々な理由から、インフラエンジニアはむしろ働きやすいといえるかもしれません。

トラブル発生時に問題解決するまで帰宅できないこともある

まず前提としてお伝えしたいのが、現代社会はITシステムに大きく依存しています。

そのITシステムが停止してしまうと、企業の業務停止やサービス提供の中断につながり、大きな損害を引き起こす可能性があります。

トラブルが発生し企業が困っているのに、定時だからといって業務を投げ出すことはできません。

そのため、インフラエンジニアはトラブルが発生した際には、問題が解決するまで帰宅できないこともあります。

複雑なトラブルの場合は解決までに長時間かかり、勤務時間を大幅に超えてしまうため、それが激務だと捉えられている要因です。

とはいえ、このような大きなトラブルは頻繁に起きるわけではなく、長時間労働が当たり前というわけではありません。

インフラエンジニアの需要が高く人材不足が続いている

前述のとおり、現代社会はITシステムに大きく依存しており、それらのシステム基盤を支えているインフラエンジニアは社会全体からの需要が非常に高い職種です。

しかしその需要に対してインフラエンジニアの供給は間に合っておらず、1人のエンジニアが担当する業務が多くなりがちなのが現状です。

このような問題があるため、いわゆるブラック企業と呼ばれる適切に人員配置されていない企業では「長時間労働」「休日出勤」といった激務になりやすい傾向があります。

ただし需要が高い分報酬も高めに設定している企業も多く、激務でも高年収を目指したいのであれば、インフラエンジニアは悪くない職種です。

SESエンジニアの場合は案件ごとに環境が変わる

「SESエンジニア」とは、クライアント企業に常駐して依頼された業務を行うエンジニアのことです。

自身が所属するSES企業から他の企業に派遣されて業務を行い、それが終わると別の企業に派遣されるという流れです。

SESエンジニアは、様々な企業に派遣されるため、多様な案件を経験できるという特性があります。

幅広い経験を積むことでスキルアップやキャリアアップの可能性が広がる一方で、派遣されるたびに新しい現場の業務内容を覚える必要があるため、負担に感じやすいです。

また「環境に慣れる間もなく次の現場に移る」といった印象も強いです。

激務ではないものの、毎回新人のような扱いを受けたり「慣れない環境ばかりで大変」といったマイナスイメージを持たれやすい傾向もあります。

インフラエンジニアが激務を回避する方法

インフラエンジニアが激務を回避するためには、適切な人員配置ができている、労働環境の整った企業に就職することが大切です。

そのため、就職前の段階で各企業の労働条件や文化を事前にリサーチしておき、自分の望む環境に1番近い企業を選ぶことが、激務を避けるコツです。

例えば、以下のような特徴のある会社を選ぶと、激務である可能性を減らせます。

  • ホワイト企業認定を受けている
  • 残業時間を公表している
  • リモートワークを推進している

ただ、上記の指標はあっても、自分に合った企業選びは難しいため、プロに頼るのもおすすめです。

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まとめ

インフラエンジニアは激務であるといえる部分と、そうでない部分があります。

忙しさの感じ方は人それぞれで、就職する企業や参加するプロジェクトによっても勤務体制は変わってくるため、一概に激務ともいえません。

そのため就活の際に企業研究を徹底し、労働条件や待遇の良い企業を選べば、働きやすい環境でインフラエンジニアになれます。

しかし「そんな好待遇の企業を探せたら苦労しない」「見つからないからインフラエンジニアは激務って言われるんじゃないの?」と感じる人もいるでしょう。

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10年以上に渡りエンジニアの育成と就業支援を行っており、就業定着率97%と人材紹介会社のなかでもトップクラスの実績です。

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この記事を監修した人

D.KAWAI 事業責任者

UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。