インフラエンジニアの仕事は「つまらない」と思っていませんか?
「単調な作業が多い」「クリエイティブな仕事が少ない」といった理由から、そう感じる方もいるかもしれません。
本記事では、インフラエンジニアの仕事がつまらないと言われる理由を紹介し、その状況を解消するための4つの方法を解説します。
実際にインフラエンジニアとして働いている方たちのリアルな声も紹介するので、インフラエンジニアを目指している方は参考にしてください。
インフラエンジニアの仕事がつまらないと言われる理由は、以下の3つが例として挙げられます。
これらの理由について、具体的に解説します。
インフラエンジニアの中でも、特にシステムの監視やメンテナンスといった業務は、同じような作業を繰り返すルーチンワークが多いです。
例えば、毎日決まった時間にシステムの状態をチェックすることや、定期的なバックアップを行う作業が中心です。
これらの業務は、マニュアル化されているものが多く、新しい挑戦や創造性を発揮する機会は限られてしまうかもしれません。
このようなルーチンワークが続くと「同じことの繰り返しで面白みがない」「自分の成長が感じられない」など、仕事がつまらないと感じてしまうことがあります。
しかし、マニュアル化された業務があるからこそ、未経験の人でも安心して仕事に取り組めるという側面もあります。
インフラエンジニアの仕事の多くは、システムの安定性やセキュリティを確保するため、決まった手順やルールに従って作業することが求められます。
例えば、サーバーの設定は、マニュアル化された手順に沿って行うことが一般的です。
システムエンジニアは、ユーザーが直接利用するシステムの設計や改善といった、よりユーザーに近い部分の仕事を行います。
対して、インフラエンジニアは、そのシステムが円滑に動作するための基盤となる部分(サーバーやネットワーク)を支える役割を担っています。
そのため、目に見える形で成果が表れにくく、創造的な要素が少ないと感じる人が多いのです。
インフラエンジニアの仕事は、システムの基盤を支える裏方の仕事であるため、成果が見えにくく、達成感が得にくいという特徴があります。
システムエンジニアは、新しいサービスや機能を開発し、目に見える成果物を生み出す仕事です。
それと比較すると、インフラエンジニアの仕事は、その成果が直接ユーザーに届けられないことが多く、達成感を得にくいと感じることがあります。
特に、運用・監視業務を行うインフラエンジニアは、システムの安定稼働を維持することが業務の主な目的であり、目に見える成果物を作り出すことは少ないといえるでしょう。
しかし、インフラエンジニアの仕事にも、達成感を得られる場面は多くあります。
インフラエンジニアの仕事は、成果が見えにくく、達成感を得にくいという側面がある一方で、システム全体の安定稼働に貢献できるという大きなやりがいがあります。
インフラエンジニアは、決してつまらない仕事ではありません。
確かに、日々の業務はルーチンワークが多く、目に見える成果を感じにくい側面があります。
しかし、ITシステムの安定稼働を支える、まさしく「縁の下の力持ち」として、社会全体に大きく貢献しています。
実際にインフラエンジニアとして働いている方に聞いた「やりがいを感じる瞬間」を見ていきましょう。
【リアルな声① 24歳男性/インフラエンジニア歴1年】 サービスの説明をして納得してもらえた時ですね。 経験がなく探り探りの仕事も多かった中で、お客様から感謝してもらえて嬉しかったです。 |
【リアルな声② 26歳女性/インフラエンジニア歴10ヵ月】 裏方の仕事ではありますが、誰もが知っている大きなシステムに関われる事は凄くやりがいを感じます。 |
これらの声からも分かるように、インフラエンジニアの仕事は、お客様からの感謝や、大規模なシステムに関わる喜びなど、様々な形でやりがいを感じることができます。
決して単調な作業の繰り返しだけでなく、クライアントへの貢献や自分の成長を実感できる、やりがいのある仕事です。
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ここでは、仕事に対するモチベーションを維持し、やりがいを見つけるための具体的な方法を4つ紹介します。
これらの方法を実践することで、インフラエンジニアとしてのキャリアをより充実したものにすることができます。
達成感を得るためには、日々の業務の中で、自分の業務がどのようにシステムの安定稼働や企業のビジネスに貢献しているのかを、意識して仕事に取り組むことが大切です。
例えば、以下の点を意識すると良いでしょう。
これらを意識することで、日々の業務にやりがいを見出し、モチベーションを高く保ちながら仕事に取り組むことができます。
CCNAやLinuCなどの資格を取得することにより、自身のスキルレベルを客観的に評価でき、自分の成長を実感できます。
また、現在インフラエンジニアとして運用・監視に従事している方は、資格を取得することで、設計や構築といった、上流工程へのキャリアアップを図ることが可能です。
CCNAやLinuCは、ネットワークとサーバーに関する専門知識を証明する資格として、企業から高い評価を得ています。
そのため、未経験からの転職活動やキャリアアップを目指す上で、大きなアドバンテージとなります。
弊社UZUZ COLLEGEの「IT就職コース」は、最短1ヶ月で実務レベルのITスキルを習得し、インフラエンジニアとしての就職を目指すITスクールです。
「未経験からでも大丈夫かな?」と心配している方でも、基礎からしっかりと学べる環境が整っています。
インフラエンジニアとしてのキャリアパスが明確でない場合、将来に対する不安が「つまらなさ」を感じさせることがあります。
特に未経験からスタートした場合、どのようにスキルアップしていけば良いか、進路が定まらないこともあるでしょう。
将来の目標を明確にすることで、日々の業務に目的意識を持つことができ、成長に繋がりやすくなります。
インフラエンジニアのキャリアパスは、大きく分けて以下のようなものがあります。
まずは、将来のインフラエンジニアとしての姿をイメージし、具体的な目標を設定してみましょう。
「5年後には、サーバーを極めたスペシャリストになりたい」など、具体的な目標を設定することで、日々の業務を成長に繋げやすくなります。
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IT業界は常に進化しており、新しい技術が次々と登場しています。
特に「クラウド技術」は、企業のIT環境がオンプレミスからクラウドへ移行する中で、インフラエンジニアにとって必須のスキルです。
自己学習を継続することで、スキルアップを実感し、市場価値を高めることができます。
そして市場価値の向上は、年収という数字での達成感も得られるでしょう。
クラウド技術以外にも、AIやIoT、セキュリティなど、最新のITトレンドを常に意識し、新しい技術に挑戦することで、より幅広いスキルを身につけられます。
インフラエンジニアの仕事は、ルーチンワークが多いなど「つまらない」と感じる方もいるでしょう。
しかし、お客様からの感謝や大規模なシステムに関わる喜びなど、様々な形でやりがいを感じられる仕事です。
本記事で紹介した方法を実践すれば、インフラエンジニアとしての仕事に新たな発見があるかもしれません。
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UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。