プログラミングスクール選びでは、いきなりスクールを比較するのではなく、まず自分の目的や条件を整理することが大切です。
スクールによって学べる内容や受講形式、料金、サポート内容などが異なるため、何を重視するかが決まっていないと、自分に合ったスクールを判断しにくくなります。
本記事では、プログラミングスクールの選び方を5つのステップに分けて解説します。
比較する際のポイントやありがちな失敗も紹介するので、自分に合ったスクールを見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
自分に合ったプログラミングスクールを見つけるには、順序立てて条件を整理しながら候補を絞り込んでいくとよいでしょう。
ここでは、自分に合ったスクールを選ぶまでの流れを、5つのステップに分けて解説します。
プログラミングスクール選びでは、最初にプログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。
エンジニアへの転職や副業、フリーランスとしての独立、現在の仕事でのスキルアップなど、目的によってスクール選びで重視したいポイントは異なります。
例えば、未経験からエンジニアへの転職を目指す場合は、プログラミング学習に加えて、転職支援の内容も重要です。
転職支援には、ポートフォリオ制作のサポートや応募書類の添削、面接対策、求人紹介などがあります。
一方、副業やフリーランスを目指す場合は、仕事で活かせるスキルを学べるか、案件獲得などのサポートを受けられるかを確認するとよいでしょう。
まずは「プログラミングを学んだ後に何を実現したいのか」を具体的に考え、スクール選びの軸を作ることが大切です。
プログラミングを学ぶ目的が決まったら、次に目指す職種や学びたい分野を考えましょう。
プログラミングと一口に言っても、職種によって仕事内容や必要な知識・スキルは異なります。
代表的な職種と、関連する主な分野・スキルの例は以下のとおりです。
| 目指す職種 | 主な仕事内容 | 学びたい分野・スキルの例 |
|---|---|---|
| Webエンジニア | WebサイトやWebサービスの設計・開発 | ・HTML・CSS・JavaScript・PHP・Rubyなどのプログラミング言語・データベースなど |
| アプリケーションエンジニア | Web・スマートフォンなどのアプリケーションの設計・開発 | ・Javaなどのプログラミング言語・データベース・フレームワークなど |
| AIエンジニア | AIを活用したシステム開発やデータ分析 | ・Python・AI・機械学習・データ分析・統計など |
| インフラエンジニア | ネットワークやサーバーなどのIT基盤の設計・構築・運用保守 | ・ネットワーク・Linux・サーバー・クラウド・セキュリティなど |
なお、スクールによってコースの分け方や扱う分野・スキルは異なるほか、企業や担当する業務によって、実際の仕事で求められる知識やスキルも様々です。
「Pythonを学びたい」「Javaを学びたい」など、学びたい言語からスクールを選ぶ方法もあります。
将来どのような仕事をしたいのかを起点に必要な技術を整理すると、選択肢を絞りやすくなるでしょう。
目指す職種と学びたい分野を整理しておくと、自分に必要なカリキュラムを提供しているスクールを探しやすくなります。
スクールを比較する前に、学習に使える期間と予算を整理しておきましょう。
特に働きながらスクールで学ぶ場合は、受講期間だけでなく、平日や休日を含めて週にどの程度の学習時間を確保できるか考えることが大切です。
例えば、平日は仕事が忙しくて勉強する時間を確保しにくい場合、短期間に集中して学ぶコースでは継続が難しくなる可能性があります。
まずは1週間の生活を振り返り、学習に充てられる時間を具体的に把握しましょう。
予算は、毎月支払える金額だけでなく、受講にかけられる総額を決めておく必要があります。
基本の受講料のほか、入学金や教材費、延長料金などの費用も含めて考えることが重要です。
仕事や生活とのバランスを考え、無理なく続けられる期間と予算を決めておきましょう。
目的や学びたい分野、期間、予算などの条件が整理できたら、自分に合いそうなプログラミングスクールをいくつかピックアップして比較しましょう。
比較する項目をあらかじめ決めておくと、スクールごとの違いを整理しやすくなります。
スクールを比較する際は、自分の目的に合ったカリキュラムがあるかを確認しましょう。
プログラミングスクールには、エンジニア転職や副業、Web制作、AI・データ分析向けなど、様々なコースがあります。
コース名だけでは具体的な学習内容が分からないこともあるため、目指す職種や働き方に必要な知識・スキルを体系的に学べるか、カリキュラムの詳細まで確認することが大切です。
目的とカリキュラムが合っていないと、卒業しても目指す仕事に必要なスキルが身についておらず、追加で学習が必要になる可能性があります。
目指す職種や学びたい分野と照らし合わせて、自分に必要な学習内容が含まれているスクールを選びましょう。
就職・転職や副業を目的とする場合は、知識を学ぶだけでなく、実際の仕事を意識したスキルを身につけられるかも確認しましょう。
教材に沿って学習するだけでなく、自分で設計や実装を考える課題や、オリジナルのWebサービス・アプリを制作する機会があるスクールもあります。
さらに、チーム開発や実際の業務を想定した課題を取り入れているスクールもあり、より実践的な経験を積むことができます。
卒業後の仕事に繋げたい場合は「何を学べるか」だけでなく「学んだ知識を使って何ができるようになるか」まで意識してスクールを選ぶことが大切です。
講師の経歴や指導体制も、スクール選びで確認したいポイントです。
実務経験のあるエンジニアから学べる環境であれば、教材だけでは分かりにくい開発現場での考え方や、仕事の進め方についても学べます。
講師の経歴だけでなく、質問や相談ができる時間・方法、回答までにかかる時間など、実際の指導体制も確認しておきましょう。
また、マンツーマン指導や定期面談、進捗管理など、学習を継続するためのサポート内容もスクールによって異なります。
講師の実務経験や経歴と合わせて、学習につまずいたときに相談しやすい環境が整っているかも確認することが大切です。
プログラミングスクールには、オンライン型や通学型のほか、両方を組み合わせた受講形式もあります。
オンライン型は場所を選ばず受講できるため、仕事や学業と両立したい人や、近くに教室がない人にも利用しやすいでしょう。
また、オンライン型にも、リアルタイムで授業を受ける形式、自分のペースで教材を進める形式などがあります。
一方、通学型は講師へ対面で質問しやすく、他の受講生と一緒に学べることがモチベーションに繋がる場合があります。
生活スタイルだけでなく、自分が無理なく学習を続けられる環境かどうかも考えて受講形式を選びましょう。
受講期間や学習スケジュールに無理がないかも確認しましょう。
同じ受講期間でも、1週間あたりに必要な学習時間によって負担は異なります。
自分が確保できる時間を踏まえて、現実的に続けられるスケジュールか考えてみてください。
授業や面談が行われる曜日・時間帯も確認しておくと、仕事や学業と両立できるかイメージしやすくなります。
また、学習が予定通り進まなかった場合に備えて、受講期間の延長や休会が可能かも確認しておきましょう。
短期間で修了することだけを優先せず、最後まで継続できるペースで学べるスクールを選ぶことが大切です。
料金を比較する際は、月々の支払額だけでなく、受講に必要な費用の総額を確認しましょう。
スクールによっては、受講料のほかに入学金や教材費、システム利用料などがかかるため、卒業までに必要な費用を把握しておくことが大切です。
また、分割払いを利用すると月々の負担を抑えられますが、手数料によって最終的な支払額が増える可能性があります。
自分に必要なカリキュラムやサポートが含まれているかを確認したうえで、費用とのバランスを考えて選びましょう。
プログラミングスクールやコースによっては、国の給付金・補助金制度を利用できる場合があります。
対象となる制度を利用できれば、受講費用の自己負担を抑えられます。
ただし、すべてのスクールやコースが対象になるわけではなく、受講者側にも利用条件が設けられている場合があるため、事前の確認が必要です。
制度の内容や適用条件は変更される可能性があるため、利用前に最新の情報を確認しておきましょう。
スクールの案内だけでなく、厚生労働省などが公表しているサイトも確認し、正式な情報を把握してください。
エンジニアへの就職・転職を目的としている場合は、キャリアサポートの内容も確認しましょう。
スクールによっては、キャリア相談や求人紹介、応募書類・ポートフォリオの添削、面接対策など、様々な支援を受けられます。
求人紹介がある場合は、紹介可能な職種や勤務地、企業の傾向なども確認すると、希望するキャリアに繋がるか判断しやすくなるでしょう。
また、転職保証には年齢や受講状況、転職活動などに条件が設けられている場合があるため、利用する際は保証内容と適用条件の両方を確認することが大切です。
卒業生の実績や受講生の口コミも、スクールを比較する際の判断材料になります。
転職を目的としている場合は、転職者数や転職成功率に加えて、どのような職種や企業への転職実績があるのかを見ておきましょう。
自分と近い年齢や経歴から、希望する職種へ転職した事例があれば、卒業後のキャリアをイメージしやすくなります。
口コミでは、講師への質問のしやすさや教材の難易度、学習・転職サポートなどの具体的な内容に注目することが大切です。
複数の口コミを参考にしながら、公式サイトや無料相談で得た情報も組み合わせて判断しましょう。
候補となるスクールを2〜3校程度に絞り込んだら、申し込み前に無料相談や無料体験を利用しましょう。
公式サイトの情報だけでは、講師や担当者の雰囲気、実際の学習環境などを判断しにくいことがあります。
無料相談では、カリキュラムや学習期間、料金の総額、サポート内容など、複数のスクールで同じ項目を質問すると比較しやすくなります。
担当者の説明が具体的か、自分の質問に納得できる回答が得られるかも、スクールを選ぶ際の判断材料の1つです。
無料相談を受けたからといって、その場で契約を決める必要はありません。
相談後に条件を整理し、納得したうえで申し込みを検討しましょう。
プログラミングスクールを選ぶ際、知名度や料金などの分かりやすい情報だけで判断すると、自分に合わないスクールを選んでしまう可能性があります。
受講後に後悔しないためにも、スクール選びでありがちな5つの失敗を確認しておきましょう。
テレビCMやWeb広告でよく目にするスクールや、大手企業が運営するスクールには安心感を持つ人もいるでしょう。
しかし、知名度が高いからといって、自分に合っているとは限りません。
有名なスクールでも、自分が学びたい分野のコースがなかったり、希望するキャリアに合ったサポートを受けられなかったりする可能性があります。
一方、知名度はそれほど高くなくても、特定の職種や技術分野に強みを持つスクールもあります。
知名度や運営会社は判断材料の1つとして考え、自分の目的や条件に合っているかを基準に選びましょう。
受講料金は重要な比較ポイントですが、安さだけを理由にプログラミングスクールを選ぶのはおすすめできません。
料金が安い場合、講師への質問回数が限られていたり、転職支援やポートフォリオ制作のサポートが含まれていなかったりする場合があります。
一方、高額なスクールであれば、必ず学習効果が高いというわけでもありません。
受講料や入学金などを含めた総額とサービス内容を比較し、費用に見合った内容かを判断しましょう。
「Pythonが学べる」「Javaを学べる」といった理由だけで、スクールを選ぶのも注意が必要です。
同じプログラミング言語でも、Web開発やアプリ開発、AI・データ分析など用途は様々で、必要な周辺知識や技術も異なります。
また、実際の仕事では1つのプログラミング言語だけでなく、データベースやフレームワーク、Gitなど、複数の技術を組み合わせて開発することが一般的です。
学びたい言語からスクールを決めるのではなく、目指す職種や作りたいサービスから必要な技術を逆算して考えましょう。
エンジニアへの就職・転職を目的にプログラミングスクールを選ぶ場合は「転職成功率〇%」といった数字だけで判断しないように注意しましょう。
転職成功率はスクールの実績を知るための参考になりますが、集計対象となる受講生や転職成功の定義、対象期間などによって、算出される数字は変わります。
そのため、成功率そのものだけでなく、どのような対象者・条件で算出された数字なのかを確認しましょう。
加えて、どのような職種や企業への転職実績があるのか、具体的にどのような転職支援を受けられるのかも、スクールを比較する際の判断材料になります。
自分が希望する職種や働き方に繋がる実績があるかまで見ておくと、受講後のキャリアをイメージしやすくなります。
最初に相談したスクールで、そのまま契約を決めてしまうのも避けましょう。
1校しか見ていない状態では、提示された料金やカリキュラム、サポート内容が自分に合っているのかを判断するための比較材料がありません。
複数のスクールで相談し、できるだけ同じ項目について質問すると、それぞれの違いや特徴を整理しやすくなります。
得られた情報を比較し、自分が重視する条件に合っているかを検討することが大切です。
プログラミングスクールを選ぶ際は、料金や受講形式、年齢による制限があるのかなど、様々な疑問が出てくるでしょう。
ここでは、プログラミングスクールの選び方に関するよくある質問に回答します。
料金が安いという理由だけで、候補から外す必要はありません。
スクールの料金は、受講期間や講師によるサポートの範囲、転職支援の有無などによって異なるため、安くても自分に必要な内容が揃っていれば選択肢の1つとなります。
ただし、料金だけを見て選ぶと、講師への質問回数に制限があったり、希望するサポートに追加料金が必要になったりする場合があります。
「安いか高いか」だけで判断せず、自分の目的に必要な内容が含まれているか、支払う料金に納得できるかを基準に選びましょう。
30代からでも、受講できるプログラミングスクールはあります。
ただし、スクールやコースによっては、転職保証や一部の就職・転職支援に年齢条件が設けられている場合があるため、申し込み前に確認しておきましょう。
特に未経験からエンジニアへの転職を目指す場合は、プログラミングスキルだけでなく、これまでの職務経験をどのように活かせるかも重要です。
例えば、営業や接客、事務などの異業種で身につけた経験やスキルも、応募する企業や職種によってはアピール材料になります。
希望する職種への転職支援を受けられるか、自分と近い年齢・経歴の卒業生に転職実績があるかなども、スクール選びで確認しておきたいポイントです。
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オンラインと通学のどちらがおすすめかは、生活スタイルや学習の進め方によって異なります。
オンライン型は自宅といった好きな場所で受講できるため、仕事や学業と両立したい人や、通学にかかる時間を減らしたい人に向いています。
一方、通学型は決まった場所で学習でき、講師へ対面で質問できる環境を重視する人におすすめです。
オンライン型でも、マンツーマン面談やチャットによる質問対応など、質問・相談できる環境が整っているスクールもあります。
授業の進め方や質問方法、利用できる時間帯なども確認し、自分が無理なく学習を続けられる形式を選びましょう。
プログラミングスクールと独学のどちらが適しているかは、学習経験や必要とするサポートによって異なります。
自分で学習計画を立てて継続できる人や、分からないことを調べながら解決できる人は、独学でも学習を進めやすいでしょう。
書籍や動画教材、オンライン学習サービスなどを利用すれば、スクールよりも費用を抑えて学習を始められます。
一方、何をどの順番で学べばよいか分からない人や、エラーを解決できず学習が止まりやすい人は、講師へ質問できるスクールを利用することで学習を進めやすくなります。
また、エンジニアへの転職を目指しており、転職支援やポートフォリオの添削などのサポートを受けたい人にも、スクールは選択肢の1つです。
どちらを選ぶか迷っている場合は、まず独学で基礎学習を始め、学習の継続やエラーの解決に難しさを感じた段階でスクールを検討する方法もあります。
自分に合ったプログラミングスクールを選ぶためには、目的や条件を整理し、複数のスクールを比較することが大切です。
学習だけでなく就職・転職のサポートも受けたい方は、ウズカレITも選択肢の1つとして検討してみてください。
ウズカレITは、未経験からITエンジニアを目指す方のためのオンラインスクールです。
経験豊富なエンジニア講師によるマンツーマン指導を受けられるほか、学習中の疑問を質問できる環境も整っています。
さらに、キャリア相談や面接対策など、IT業界への就職・転職に向けたキャリアサポートも受けられます。
学ぶべき内容や目指す職種に迷っている方は、まずはウズカレITの無料カウンセリングを利用してみてください。

UZUZ COLLEGE代表取締役社長、UZUZグループ専務取締役。1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現・LIXIL)に入社。1年目からキッチン・洗面化粧台の商品開発に携わるも、3年目に製造部へ異動し、毎日ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。高校の同級生であったUZUZ創業者からの誘いと、自身のキャリアチェンジのため、「UZUZ」立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターといった20代若者への就業支援実績は累計2,000名を超える。2020年より教育研修事業を立ち上げ、2024年より「UZUZ COLLEGE」として分社化し、代表取締役社長に就任。