インフラエンジニアとしてキャリアをスタートした方の中には、以下のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「勉強についていけない…」
「仕事が覚えられない…」
新しい技術の用語や複雑なネットワーク構成の理解など、学ぶことが多くて困ってしまいますよね。
本記事では、このような悩みを解決し、現状を打開するための具体的な5つの対処法を紹介します。
今すぐできることから始め、インフラエンジニアとしてのキャリアを築いていきましょう。
ここでは、多くの新人インフラエンジニアが経験する「ついていけない」と感じたタイミングについて紹介します。
入社後の研修で周りとのレベル差を感じたり、仕事の進め方が分からず時間がかかった場面で「ついていけない」と感じる方が多いようです。
完全未経験で入社した場合、新人研修で周りとのレベルの差を感じることは珍しくありません。
例えば、プログラミングやシステム開発の基礎を学ぶ研修において、既にある程度の知識や経験を持つ参加者と比較し、自身のスキル不足を痛感することもあるでしょう。
しかし、研修期間中に、全てのスキルを習得することが求められているわけではありません。
ITエンジニアは、OJTを通じて実践的なスキルを習得し、少しずつ成長していくものです。
大切なのは、今の研修に集中し、積極的に知識を吸収することです。
分からない点は周囲に質問したり、関連書籍を参考にするなど、自ら解決策を見つける姿勢が求められます。
周りと比較して一喜一憂するのではなく、自身の成長に焦点を当て、一歩ずつ着実にスキルアップしていくことが大切です。
作業マニュアルを見ても、内容を理解することに時間がかかるケースもあります。
特に、ネットワーク機器の設定は専門用語も多く、全体像を把握することが難しい作業の1つです。
手順通りに進めるだけでは不十分で、各設定項目の意図や、システム全体にどのような影響を与えるかを理解しながら作業する必要があります。
例えば、マニュアルに沿ってルーターの設定を行う場合「なぜこの設定を行うのか」「どのような効果が期待できるのか」を深く理解しましょう。
そうすることで、より確実かつ効率的に作業を進められます。
また、作業を円滑に進めるためには、周囲とのコミュニケーションが不可欠です。
分からない点は、同僚や上司に積極的に質問し、進捗状況を共有することで、よりスムーズな作業が可能になります。
インフラエンジニアが「ついていけない」と感じる原因は、以下の3つが挙げられます。
これらについて詳しく見ていきましょう。
近年、クラウド技術(AWS、Azureなど)やコンテナ技術(Docker、Kubernetesなど)が普及しています。
それにより、物理サーバーへの依存度が低下し、インフラ管理・構築の概念が大きく変化しています。
クラウド技術の進歩により、IaC(Infrastructure as Code)の活用が一般的になり、インフラ環境をコードで記述し、自動的に構築・管理できるようになりました。
これらの技術の普及により、インフラエンジニアの業務は従来のスキルセットだけでは対応が困難となり、新しい技術を学び続けることが求められています。
しかし、新しい技術が次々と登場するため、全ての技術をキャッチアップすることが難しく「ついていけない」と感じるエンジニアも少なくありません。
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インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、ストレージといった基盤技術に加え、仮想化やセキュリティなど、多岐に渡る技術領域をカバーする必要があります。
新しい技術が次々と登場し、既存の技術も日々進化するため、インフラエンジニアは常に学習し続ける姿勢が求められます。
そのため、身につけなくてはいけないスキルが多すぎて「ついていけない」と感じることも少なくありません。
とはいえ、システム全体の最適化や新たな技術への対応など、幅広い視点が必要とされる場面も多いです。
そのため、多岐に渡る知識を持つことは、エンジニアとしての価値を高めることに繋がります。
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システムを24時間365日安定稼働させるため、シフト制での監視業務は避けられません。
特に、キャリア初期のエンジニアは、夜勤に不慣れで体調を崩すことも少なくありません。
不規則な生活リズムは、心身に大きな負担をかけ、仕事のパフォーマンス低下に繋がる可能性があります。
しかし、夜間は比較的業務負荷が低く、実務経験を積む絶好の機会です。
監視業務中の空き時間を活用し、資格取得の勉強や新しい技術の学習など、様々な自己研鑽に充てることも可能です。
深夜手当などのメリットも考慮すると、夜勤は決して無駄な時間ではありません。
キャリアを重ね、設計や構築といった上流工程の業務に携わるようになれば、夜勤の頻度を減らすことができます。
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「ついていけない」と感じるときの対処法として、以下の5つの対処法があります。
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
膨大な時間と労力を要するため、全ての技術の習得は現実的に困難です。
まずは、業務で直面する課題解決に不可欠なスキルを特定し、優先的に学ぶことが効果的です。
新しい知識を吸収し、それを活かして問題を解決できたときの達成感は、大きなモチベーションに繋がります。
実際の業務でスキルを活かせるようになれば、自信へと繋がり、より複雑な課題にも挑戦できるようになります。
継続的な学習を通じて、さらなる成長を目指しましょう。
CCNAやLinuCなどの資格を取得することで、知識やスキルを客観的に証明でき、就職・転職活動で他の応募者との差別化を図ることができます。
また、企業によっては資格取得を推奨している場合があり、給与や待遇の向上、キャリアアップへと繋がる可能性があります。
どの資格を取得するべきか迷っている方は、インフラエンジニアの登竜門資格であるCCNAがおすすめです。
ウズウズカレッジでは、CCNA取得のための分かりやすいウズカレの動画教材を提供しています。
また、IT業界への転職を目指す未経験の方に、基礎から実践的なスキルを習得できる「転職支援型ITスクール」もあります。
資格取得という明確な目標があることで、学習意欲が持続しやすく、モチベーションの維持が可能です。
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勉強会やセミナーに参加することも、成長への近道です。
同じ目標を持つ人たちと交流することで、モチベーションを維持し、学習や仕事の悩みを共有したり、具体的な解決策を共有することができます。
最新の技術情報を入手できたり、実践的なスキルを習得できるなど、メリットは多いです。
特に、エンジニア向けの勉強会では、最新のクラウド技術やAI開発など、最前線で活躍するエンジニアから直接話を聞き、実践的なノウハウを学べることも。
積極的に交流し、新しいアイデアや視点を得ることで、あなたのスキルアップに繋がります。
実は、全てのインフラエンジニアが、夜勤をしているわけではありません。
監視や保守業務を外部に委託している企業では、社内のインフラエンジニアが夜勤を行う必要がないケースがあります。
転職サイトやエージェントを通じて情報収集することで、夜勤の有無を確認することが可能です。
例えば、ウズカレの転職支援サービスでは、あなたの希望条件に合った企業を紹介し、夜勤に関する疑問にも丁寧にお答えします。
夜勤がない職場に転職することで、規則正しい生活リズムを取り戻し、より良いワークライフバランスを実現できます。
無料カウンセリングを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
未経験からインフラエンジニアとしてキャリアをスタートした方の多くは、夜勤を伴うシステム監視やメンテナンス業務からキャリアを始めるケースが多いです。
しかし、スキルや経験を積み、要件定義や設計などの上流工程へとキャリアアップし、日勤中心の働き方にシフトすることが可能です。
資格取得は、インフラエンジニアのキャリアアップに欠かせません。
特にCCNAは、ネットワークに関する専門知識を証明する国際的な資格であり、昇給や転職に有利なだけでなく、より良いキャリアパスに進むための第一歩となります。
ウズカレのCCNAコースでは、あなたのペースで学習を進められるよう、経験豊富な担当講師がきめ細やかなサポートを行います。
本記事では、働き始めたばかりのインフラエンジニアが、仕事についていけないと感じたタイミングと具体的な対処法を5つ紹介しました。
特に資格取得はスキルアップはもちろん、上流工程へのキャリアアップや転職のチャンスを広げるなど、多くのメリットがあります。
ウズウズカレッジは、就職・転職やキャリアアップを目指す方に向けて、IT分野の学習サポートと就業サポートを提供する就職/転職サポート付きITスクールです。
インフラエンジニアのキャリアに悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。