インフラエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を徹底解説

インフラエンジニアに興味を抱く一方で「自分に向いているのか?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

インフラエンジニアは、ITインフラの基盤を支える重要な職業で、企業のシステム運用には欠かせない存在です。

IT業界全体の人手不足もあり、未経験でも就職しやすい職種ではありますが、人によって向き不向きがあるのは事実です。

本記事では、インフラエンジニアに向いている人の特徴と、反対に向いていない人の特徴を詳しく解説します。

適性を見極め、自分に合ったキャリアを選択するためのヒントとしてください。

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インフラエンジニアに向いている人とは?

ここからは、インフラエンジニアに向いている人について、性格面の特徴やスキル、適性などを解説します。

インフラエンジニアとして働くことを検討している方は、自身が向いているかどうかを考える際の参考にしてください。

性格面の特徴

まずは、性格面の特徴から解説します。

以下3つの特徴に当てはまる方は、インフラエンジニアに向いているといえるため、自分自身の性格を振り返りながら読み進めてみてください。

・サポート力が高い
・責任感が強い
・常に学び続ける姿勢・好奇心がある

サポート力が高い

インフラエンジニアの主な業務は、日常的にシステムの運用・保守を行い、安定した稼働を維持することです。

サーバーに障害が発生した場合には、迅速にクライアントと連携し、問題を解決します。

その際、クライアントと電話やメール、時には対面でのコミュニケーションが必要となり、気配りや丁寧な対応が求められます。

サポート力の高い人は、こうしたシーンで力を発揮しやすいでしょう。

システムが無事に復旧した際には、クライアントから直接感謝の言葉を受けることも多いため、やりがいを感じられる仕事といえます。

責任感が強い

インフラエンジニアは、情報システムの基盤を支える重要な役割を担うため、強い責任感が求められます。

例えば、サーバーが突然ダウンしウェブサイトが閲覧できなくなった場合、オンラインストアでの販売は中止となり収益が減少します。

それだけでなく、重要なデータの損失やセキュリティリスクの増大などにも繋がりかねません。

こうしたトラブルが起こると、深夜対応や休日返上での作業が必要となることも珍しくないため、インフラエンジニアには責任感の強い人が向いているといえます。

常に学び続ける姿勢・好奇心がある

技術の進歩が早いIT業界では、常に新しい知識やスキルを吸収する姿勢が欠かせません。

例えば、最新のトレンドであるクラウドや仮想化技術は、システム構築や運用の効率化に大きく役立ちます。

そのため、これらの技術を身に付けることで、価値の高いインフラエンジニアとして評価されるでしょう。

好奇心旺盛で常に学び続ける意欲があり、さらに習得した技術を実務に応用できる人は、インフラエンジニアに向いているといえます。

スキルと適性

次に、スキルと適性について解説します。

・細かな作業が得意・好き
・機械に触れるのが好き
・問題解決能力が高い
・ヒアリングスキルが高い
・コミュニケーション能力が高い
・体力がある

性格面では向いていないと感じた方でも、実は適性がある可能性は十分に考えられるため、自分と照らし合わせてみてください。

細かな作業が得意・好き

インフラエンジニアは、設計に基づいてハードウェアの設置やソフトウェアのインストールを行い、システム全体を構築するのが仕事です。

具体的には、サーバーのIPアドレス設定やファイアウォールのルール設定など、細かな設定作業が多く発生します。

これらの作業は、一つでも設定ミスがあるとシステム全体に重大な影響を及ぼす可能性があるため、注意深く丁寧に作業を進める必要があります。

そのため、細かな作業が得意であったり好きな人にとって、インフラエンジニアは楽しい仕事といえるでしょう。

機械に触れるのが好き

インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク機器などのハードウェアを扱うことが多い職種です。

例えば、データセンターでのサーバー設置作業や、ネットワーク機器の配線、定期的な機器メンテナンスなど、実際に機械に触れる作業が頻繁に発生します。

機械に興味があったり機械好きな人にとって、こうした作業は、楽しさを感じられるでしょう。

趣味でパソコンを組み立てたり、自作PCをいじったりするのが好きな人は、インフラエンジニアとして適性が高いといえるのです。

問題解決能力が高い

インフラエンジニアには、高い問題解決能力が求められます。

なぜなら、システムトラブルや不正アクセスなどが発生した際、冷静に現状を把握し、何が原因かを迅速に特定する必要があるからです。

そのためには、システム全体の構成や動作を理論的に理解し、問題を段階的に切り分けるスキルが重要となります。

また、解決策を考える際には、複数の選択肢を検討し、最適な手段を選択する判断力も欠かせません。

焦らず理論的に考えて問題を解決できる能力は、インフラエンジニアとして働く上で、大きな強みとなるでしょう。

ヒアリングスキルが高い

未経験からインフラエンジニアとして働く際、最初に取り組むことが多いのは、運用・保守の仕事です。

これらの業務では、サーバー障害が発生した際、お客さんとのやり取りが必要になります。

電話やメールで迅速かつ正確に対応するためには、障害の内容を詳細にヒアリングする能力が欠かせません。

お客様は技術的な専門知識を持たない場合も多いため、問題の状況を分かりやすく説明できないこともあります。

そのため、エンジニア自身が適切な質問を行い、必要な情報を引き出すことが重要なのです。

また、キャリアアップして構築や設計を担当するようになってからも、クライアントの要望を正確にシステムへ反映させるには、ヒアリングスキルが不可欠です。

相手の言葉を注意深く聞き、潜在的なニーズや細かな要求を聞き出せる人は、インフラエンジニアとして活躍できます。

コミュニケーション能力が高い

インフラエンジニアの仕事は、チームでの作業が多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。

プロジェクトの進行中には、進捗状況や問題点を報告し合ったり、意見を交換する場面が多いです。

クライアントとのやり取りでも、要望を正確に理解し、それを技術的な仕様に落とし込むためには、分かりやすい説明が欠かせません。

このように、他者と円滑にコミュニケーションを取りながら、協力して業務を進められる人は、インフラエンジニアに向いているといえます。

体力がある

ITインフラは24時間365日稼働し続けなければならないため、安定稼働を支えるインフラエンジニアは、不規則な勤務や夜間のシフト勤務に対応する必要があります。

サーバーのトラブルやメンテナンスが深夜に発生することもあるでしょう。

特に、未経験からの入社の場合は、運用保守の仕事が中心となるため、夜勤が多くなることも珍しくありません。

そのため、インフラエンジニアは、体力に自信のある人や夜型の生活に慣れている人に向いている職種といえます。

ただし、キャリアアップして設計や構築の仕事を担当するようになれば、夜勤の機会は少なくなる傾向にあります。

最初の段階で体力的な負担に耐えられることが、インフラエンジニアとして長く働くために重要といえるのです。

以下の記事では、インフラエンジニアは楽すぎるといわれる理由を詳しく解説しています。

インフラエンジニアの実態を理解し、キャリアを決める際の参考にしてください。

インフラエンジニアに向いてない人

インフラエンジニアは需要が高く、やりがいも感じられる職種ですが、全ての人に向いているわけではありません。

そこでここからは、向いていない人の特徴を4つ解説します。

・細かいことに気付きにくい
・不規則な勤務が苦手
・華やかな仕事を好む
・プログラミングをしたい

自身が該当するかどうかを確認し、今後のキャリア選択に役立ててください。

細かいことに気付きにくい

インフラエンジニアの仕事には、サーバーやネットワーク機器の細かな設定や調整が数多く含まれます。

正確な動作を保証するためには、手順書を細部まで読み込み、指示通りに設定を行うことが不可欠です。

そのため、手順書をきちんと読まずに作業を進めてしまったり、ケアレスミスが多い人は、インフラエンジニアに向いていません。

わずかな設定ミスでもシステム全体に重大な影響を与える可能性があるため、細部に注意を払うことができないと、結果として多くの人に迷惑をかけることになります。

インフラエンジニアには、細かいことに気付ける注意力と慎重さが欠かせないのです。

不規則な勤務が苦手

インフラエンジニアの仕事には、夜勤や休日出勤が含まれることが一般的です。

システムの安定稼働を24時間365日維持する必要があるため、トラブル対応やメンテナンス作業が深夜や週末に行われることも少なくありません。

そのため、規則的な勤務スケジュールを好む人にとっては、ストレスが多くなる可能性が高く、インフラエンジニアには向いていないでしょう。

華やかな仕事を好む

インフラエンジニアの仕事は、システムの裏側で地道に作業を行うことが多いです。

日々の業務がシステムの安定稼働を支えているにも関わらず、その成果が直接目に見える形で評価されることは少なく、華やかさとは無縁といえます。

表舞台で活躍するような華やかな成果や即時的な評価を求める人にとって、インフラエンジニアはモチベーションを維持するのが難しい職種かもしれません。

インフラエンジニアとして成功するには、裏方として社会のインフラを支えていることに誇りを持ち、地道な努力を続けられることが重要です。

プログラミングをしたい

インフラエンジニアの主な業務は、サーバーやネットワークの設定、システムの運用・保守などであり、プログラミングをする機会は少ないです。

だからこそ、未経験からでもIT業界に入りやすい職種ではあります。

ただ、コーディングが好きで極めたいという意志を持っている人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

プログラミングのスキルを活かし、日々の業務でコードを書いていきたい人には、プログラマーやソフトウェアエンジニアの職種が向いているでしょう。

以下の記事では、インフラエンジニアはやめとけと言われる理由を詳しく解説しています。

インフラエンジニアのデメリットやつらさを理解して、納得のいくキャリアを選択しましょう。

自分がインフラエンジニアに向いているかを知るには?

IT業界で働いた経験がない場合、インフラエンジニアの適性があるかどうかを判断するのは難しいかもしれません。

向き不向きを自己判断するのには限界があるため、実際にインフラエンジニアとして働いている人が身近にいたら、相談してみましょう。

身近に相談できる人がいない場合は、専門的なキャリア相談を頼るのも有効な手段です。

弊社ウズウズカレッジでは、インフラエンジニアを目指す方に向けた学習支援と就職支援を提供しています。

一度ご相談いただければ、あなたの強みや適性を分析し、インフラエンジニアとしての適性やキャリアの可能性についてしっかりとアドバイスいたします。

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この記事を監修した人

D.KAWAI  事業責任者

UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。