大学在学時、僕は消防士を目指し公務員試験の勉強に励んでいました。元々安定思考だったことに加えて、人を救う仕事に漠然と憧れを持っていたんです。
公務員試験には面接が含まれていたので、練習のために一般企業の選考にも参加。我ながら打算的だなと思いつつ足を運んだ先の合同説明会で、1人の社長のプレゼンテーションが目に留まりまして……。
説明会では社長が「僕たちは常にチャレンジしています!これからも挑戦を続けていきます!」と熱く語っており、その姿を目の当たりにした若かりし頃の僕は胸を打たれてしまったんです(笑)。
安定とは真逆の価値観に触れ「自分も同じようになりたい」と思ってからは、就活の方向性を180度変更。最終的には憧れの社長がいるインターネット回線会社に就職しました。
入社後は営業としてマンションや個人宅などを回りながら、インターネット回線の訪問販売に従事。2年目からは新しい支店の営業責任者を任され、本社と連携を取る役割も担いました。
社内環境の整備や売り上げの立て方など、新しい支店を立ち上げる大変さを学びつつ、着実にキャリアを積めていたかなと思います。
ただ、実は僕、3年でこの会社を退職していまして。育て上げた後輩達が別支店の立ち上げで異動になった際に「人材育成にもう一度携わるのは、今の自分にはちょっと厳しいかも」と思ってしまったんですよね。
加えて「ここまでがむしゃらに働いたし、そろそろ新しいことに挑戦したい」と感じたこともあり、このタイミングで次の道に進む決意をしました。
そうして会社を退職し、僕が新しく挑戦したのは“プログラミング”です!
「これから社会的な需要が増えそう!」という単純な理由から、プログラミング言語の一つである「Java」を習得できる学校に入りました。が、これが予想を上回る大変さでして……。
ほぼパソコンを触ったことがない未経験の状態から学び始めたので、今思うと無謀すぎたのかなとも思うのですが(笑)。いわゆる“分からないことが分からない状態”に陥ってしまったんです。
1日8時間の授業の中で周りは順調に課題を進めているけど、自分はそもそも何をしなければいけないのかさえも分からなくて。周りと自分のITリテラシーに差を感じ「これは自分には向いていないぞ」と悟った僕は、5ヶ月で学校を退学。
その後は前職の経験を活かし、業務委託という形で個人でインターネット回線の営業をすることにしました。
地元に戻って顔見知りのお宅に営業活動をしていたので「あれ?林さんのところの息子さんですよね?」と言われることもしばしば(笑)。
前職と同じ商材を扱っていたこともあり、業務委託でもある程度のお給料をいただくことができました。でも、実のところ当時は本当に仕事がつまらなくて。
同期や上司とタッグを組んで営業していた頃とは違い、労働時間や営業エリアも何でも自由にできてしまうので、次第に緊張感やメリハリを感じなくなってしまったんです。
そのうちどんどんしんどさを感じるようになり、数ヶ月後には再び会社で働くことを決意。そして、そんな時に出会ったのがグループ会社のUZUZ(ウズウズ)です。
元々1社目を退職した時から、UZUZで働いていた知人に「興味があればうちで働かない?」と声をかけてもらっていて。でも当時はプログラミングを学びたい気持ちが強く断っていたんです。
営業の業務委託を辞める際も、実は別の会社ですでに内定をいただいていたのですが「もう1回東京でチャレンジしてみてもいいかもしれない」と、ふとUZUZの存在を思い出しまして。
知人に「やっぱりUZUZに挑戦させてほしい」と連絡し、面接を経て入社することになりました。
入社後は、求職者の方との面談を行うキャリアアドバイザーや、法人営業を行うリクルーティングアドバイザーに従事。アウトソーシングなど派遣事業の立ち上げに携わり、営業としてサーバー関連機器メーカーに2年ほど出向したこともありました。
そして、UZUZ入社から9年ほど経った頃、UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)へと転籍。理由は単純で「このタイミングで新しい挑戦をしてみたい!」と思ったからです!
ある程度人材紹介事業に関われたこと、今後は採用ではなく、採用した後の教育・人材育成に携わっていきたかったこと。長年働いたからこそ生まれた気持ちの変化から、最終的には転籍を決めました。
こうして長年勤めたUZUZを離れ、心機一転ウズカレの営業として働く毎日が始まりました!




