R.MORI

UZUZ(グループ会社)入社までの経歴について

“成長出来る”と意気込んで入社したUZUZで感じた「壁」

大学は理系学部で土木関連について学び、CAD(設計をコンピューター上で行うシステム)を使って河川環境のデザインなどをしていました。

 

ただ、河川を作るプロジェクトは10年単位で時間がかかってしまうので、成果がすぐに現れない業界で働くことに魅力を見出せず……。大学院には進まず、就職する道を選びました。

 

大学入学時に浪人をして、同年代より社会に出るのが遅れていたため、当時は早い成長が見込めるベンチャー企業を中心に選考を受けていましたね。

 

めでたくIT企業への入社が決まり、子会社に出向する形で人材紹介の営業をスタート。Webデザイナーやクリエイターなどに特化した人材会社だったので、広告代理店や出版社との取引に従事しました。

 

しかし社員の1人が休職してしまい、私は営業に加え、求人サイトやWebコンテンツのディレクション、セミナー運営も担当することに。しばらくして営業に戻ったのですが、次は「ネットワークエンジニアも兼務してくれないか?」と上司から頼まれ、さすがに様々な業務をたらい回しにされることに納得がいかず、退職を決意しました。

 

転職に向けて職務経歴書を書いてみると、色んな業務を広く浅く担当していたため「自分の強みは何なんだろう?」と分からなくなりました。

 

そこで心機一転「営業として再出発しよう!」と決意し、Webの広告代理店に契約社員として入社。当時の職場はかなり厳しい環境で、企画書の出来が悪いと上司に目の前で破られることもありました(笑)。結果的に3ヶ月という短い在籍でしたが、この会社のおかげで電話だけでクライアントを説得し、受注まで繋げる大変さを身をもって学ぶことが出来ました。

 

その後は、自身が転職した経験から人材サービスに興味を持ち、人材派遣会社に正社員として入社。エンジニアを先方の会社に派遣するSES(システムエンジニアリングサービス)の営業を担当しました。

 

6人ほどの会社だったので、営業に加えてエンジニアの採用と管理部も兼務していました。そしてこの2つの業務を経験したことで私は「組織づくり」に興味を持つようになります。次第に「もっと腰を据えて組織づくりに携わりたい」と思うようになり、5年間勤務した後、再び求人サイトに登録。

 

その求人サイトで「UZUZ」の存在を初めて知ったんです。軽い気持ちで管理部の方の話を聞きにいったところ、業務の奥深さに圧倒されました。

 

例えば契約書一つとっても、文言の表現に気を配るのはもちろん、社員をはじめUZUZに関わる人たちのメリットまで考え抜かれており、仕事の質の高さを感じました。業務への向き合い方に感銘を受け「ここで働きたい」「ここでならさらに成長出来る気がする」と、UZUZへの入社を決めました。

 

入社後は管理部門に配属され勤務を開始しましたが、UZUZは非常にスピード感があり、業務についていくのに必死で。

 

法務などの知識が全く足りなかった上に、前職の経験だけでは補えないことも多く、書類作成においては誤字・脱字を連発する始末……。会社にもたくさん迷惑をかけてしまいました。

 

自分には社会人としての基礎がちゃんと身についていなかったことを痛感し、それからは働く意識を変えました。指摘をもらった時や何かミスをしてしまった時は、同じ失敗をしないよう再発防止策をしっかり考え、実行する。

 

そうして自分の働き方を変えたことで、しだいに担当領域が広がり、求職者の方とキャリアアドバイザーの日程調整を行うカスタマーサポートも兼務するようになりました。

 

その後は、カスタマーサポートとUZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)の講師を2年ほど兼任。前職のIT経験・知識を活かせることと、ウズカレ(略称)を利用してくれる方が増えたこともあり、2018年からはウズカレ講師に専念して働いています。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)での役割について

「業務や人間関係のフラットさ」がウズカレの強み

現在のメイン業務は、講師として提携企業に研修を提供することです。C言語などのプログラミング言語を中心に、エンジニア未経験の方向けに社員研修を行っています。

 

研修は、ウズカレが作成した動画教材を視聴して学んでいただくのが基本の形です。私は講師として研修の進行を務めたり、受講者の方が疑問を解消出来るようノウハウを共有したり、理解度チェックのテスト実施や復習のフォローなどを担当しています。

 

ウズカレで働いて思うのは、会社の「フラットさ」です。

 

ウズカレではどの部署のメンバーも、自由と裁量を持ちながら各々働いているなと感じていて。それは仕事上の関係性でも同じです。

 

私自身、色んな会社を渡り歩いてきたからこそ感じる部分かもしれませんが、普通の会社だと会社内のコミュニケーションラインって、かなりしっかり定められていると思うんです。

 

直属の上司がいる場合はまずその上司に報告して、今度はその上司が上長に確認して、やっと役員や社長に話が通る場合が多いかなと。上司を飛び越して社長や代表に許可をもらうことはご法度な環境で、私自身も長く働いてきました。

 

でも、ウズカレにはそのコミュニケーションラインやご法度が無いんです。人数がまだまだ少ないというのもありますが、代表の川畑に直接相談・報告出来る環境が整っているんですよね。

 

そのフラットさや自由度の高さはウズカレの特徴であり、私自身の仕事のやりやすさに繋がっています。

 

指示系統など業務の質や進行に影響する部分はしっかり組み立てながらも、このフラットさを維持出来たら、ウズカレの強みをより活かした職場環境が作れると感じています。

仕事を通じて記憶に残っている印象的なコトについて

ハプニングから生まれたウズカレの「土台」。心に残った「卒業生の成長」

ウズカレに入社してから印象に残ったことは2つあります。

 

1つ目はウズカレの「研修の土台」を作り出せたことです。

 

もう何年も前の話ですが、ある研修が本格始動する数週間前にスタッフが急に退職してしまったことがありまして……。結局その研修はいなくなったスタッフ分も私が担当して事なきを得たのですが、この時必死に作った資料が、その後のウズカレ研修の土台になったんです。

 

担当させていただいた企業さんとは今でも関係が続いていて、当時の研修で使った資料はアップデートを経て今でも現場で使われています。

 

1人で研修をしなければならなかったので、なかなか精神的につらい経験ではありましたが(笑)、会社の環境整備に貢献出来たので今では良い経験だったなと思っています。

 

2つ目に印象的だったのは「ウズカレ卒業生の成長」です。

 

私が担当させていただいていた受講生の方が転職し、1年後に転職先の企業から先輩社員としてウズカレに講義をしに来たことがあったんです。

 

もともとその受講生の方はネットワークの知識が無く、ウズカレで学んでいた時はずっと悩みながら学習に取り組んでいて、その姿を私は講師として間近で見てきました。だからこそ、元受講生の方が後輩に「こうすると良いよ」としっかりアドバイスしている姿を見た時は嬉しかったですね。

 

まるで成長した教え子を見守る学校の先生のような気持ちになりました(笑)。

 

純粋に講師をやっていて良かったなと、講師冥利に尽きる瞬間でした。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)の講師として大事にしているコト

どうせやるのなら“楽しく学べる環境”で

「学びを楽しくする」ことを講師として大事にしています。

 

先生や講師と聞くと、ほとんどの皆さんが学校をイメージされると思います。でも私は学ぶ上で「先生と生徒」や「講師と受講生」のような上下関係ができてしまうことが嫌なんです。

 

私自身が学校の上下関係や勉強が好きではなかったこともあり、ウズカレの講座では「上下関係を取っ払った上で、より有益な学びを提供するにはどうしたら良いのか」をずっと考えています。

 

エンジニアやプログラマーは、働き始めた後も継続的な学びが求められる職業です。ある意味、学びは仕事を続けていく中で「やらなければいけないこと」になります。だからこそ、どうせやらなければならないのなら“楽しい学び”を提供していきたいなと。

 

学ぶことを楽しんでもらえるよう、実際の研修では、受講者の方と同じ目線に立った講座作りや解説を心がけています。

 

研修の最初に受講者の方に自己紹介をしていただく機会があるのですが、その際に仕事のこと以外にも趣味や好きなことについてお聞きするようにしていて。私自身があまり知らない趣味だった時は、自己紹介そっちのけで雑談させていただくこともあります(笑)。

 

受講者の方の興味のある事柄や親しみのある物を知っておけば、学習で躓いた時もただ一辺倒に知識を伝えるのではなく、趣味や興味などご本人のアンテナに合わせた形で知識をお伝え出来ます。

 

自分にとって身近な事柄になぞらえて説明されると、人は物事をイメージしやすくなり、吸収力があがるという実感が私にはあります。

 

なので、講師としてお一人おひとりに合わせた伝え方・学びのスタイルを意識して、これからも皆さんに楽しい学びを提供していきたいです。

働く上での意気込み

もっとウズカレに「恩返し」をしていける存在に

これからは現場で講師を務めつつ、後続の育成にも携わりたいですね。

 

私は講師には「知識欲」が必要だと思っているんです。

 

人って自分と似た世代や文化には興味を持てますが、なかなか自身と違う年代や物事には興味関心を持ちづらいと感じていて。

 

でも、講師は多様な年齢層やバックグラウンドを持つ方と関わります。なので、自分の文化や世代を超えて、ある程度の好奇心アンテナを張りながら知識を吸収出来るメンバーの育成に携われたなと。

 

講師自身の知識や幅が広がることは、講座の質を高めることに繋がりますし、何よりウズカレ自体の成長にも良い影響を与えられるはずです。

 

ウズカレはまだまだ成長中の会社で、講座もよりブラッシュアップしていく段階です。そのため私自身も、そして他のメンバーも走りながら考えていけるよう成長していけたらと思っています。

 

最後に個人的な思いになりますが、ミスばかりでダメダメだった私を拾ってくれたウズカレにはとても恩を感じているんです。だからこそ知識の吸収や講座の質の向上、メンバーの育成など、自分に出来ることは挑戦したい。

 

そうやって、これからももっとウズカレに恩返しをしていけたらと思っています。

この記事を書いた人

UZUZ COLLEGE編集部 

UZUZ COLLEGE編集部です。就活情報やUZUZ COLLEGEの最新情報を定期的に発信していきます。