「エンジニア未経験で、自己PRが上手く作れない…」と悩んでいませんか?
自己PRは自分の強みを伝える大切な部分ですが、未経験だと何を伝えればいいのか迷うこともありますよね。
実は、未経験でも「学習意欲」や「問題解決能力」など、これまでの経験からアピールできるポイントがあります。
本記事では、エンジニア未経験でも評価される自己PRの作り方とコツを解説します。
この記事を最後まで読んで、自分の強みを整理し、面接官の印象に残る魅力的な自己PRを作りましょう!

そもそも自己PRは、単に「自分の強み」を伝えるだけではなく、面接官に「この人を採用するメリットは何か?」をしっかり伝えるためのものです。
特にエンジニア採用では「この人がエンジニアとして活躍できるか?」を見極めるために、自己PRの内容が重視されます。
例えば「理論的に物事を考えられる」ことや「コツコツ努力を続けられる」といったスキルは、エンジニア職において高く評価されます。
未経験者は自分の強みを「エンジニア適性」と関連付けてアピールし、企業へどう貢献できるかを具体的に伝えることが大切です。
未経験からエンジニアを目指す場合、自己PRのゴールは「入社後にどう貢献できるか?」を伝えることです。
そのためには、過去の経験を活かして「エンジニア適性」を強みとしてアピールし、入社後の活躍を具体的にイメージしてもらうことが大切です。
エンジニア未経験の場合、実績がないため「過去の経験」を基に、エンジニアとして求められるスキルや適性をアピールすることが大切です。
以下の表のように、エンジニアには技術力だけでなく、学習意欲やコミュニケーション能力、問題解決能力といった幅広いスキルが求められます。
| エンジニア適性 | エンジニアで活かせる場面 | エピソード例 |
|---|---|---|
| 学習継続力・意欲 | 新しい技術の習得、資格取得 | 毎日3時間勉強してIT資格「CCNA」を取得した |
| コミュニケーション能力 | チーム開発、顧客対応 | 営業経験を活かし、クライアントの要望を適切にヒアリングした経験 |
| 問題解決能力 | バグ対応、エラー処理 | 仕事で発生したトラブルの原因を調べ、対策を決定し、解決に導いた |
| 論理的思考力 | コード設計、トラブルシューティング | 業務のミスを減らすために、作業手順を整理してマニュアルを作成した |
こうしたスキルは、これまでの経験の中で培ってきたものが多く、十分に強みとしてアピールできます。
自分の経験やスキルが、どのようにエンジニアの仕事に活かせるかを整理し、自己PRを考えてみましょう。
自己PRのゴールは「入社後にどのように活躍し、企業に貢献できるか」を具体的に伝えることです。
自分の強みをアピールするだけでなく、企業が求める人物像やスキルに合った内容にすることで「この人と働きたい」と思ってもらいやすくなります。
「企業が求める人物像・スキル」と「自分の強み」を関連付けて伝えることが大切です。
例えば、AWSを活用したクラウドインフラの構築案件が多い企業なら、クラウド関連の学習状況や目標を伝えると、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。
御社ではAWSを活用したクラウドインフラの構築案件が多く、クラウドエンジニアとして成長できる環境があると伺いました。
私も現在、AWS認定資格の取得に向けて、毎日2時間の学習を継続しています。
入社後はまず運用・保守の業務を通じて知識とスキルを磨き、クラウド環境の設計・構築に携わるエンジニアを目指したいと考えています。
このように、企業研究を踏まえて自己PRを作ることで「なぜこの会社なのか?」「どのように貢献できるのか」が明確に伝わります。
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無料で相談するエンジニア未経験でも、自己PRを工夫すれば企業にアピールできます。
大切なのは「自分の強みをどのように伝えるか」です。
自己PRを作成する際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
自己PRを作成する際、企業研究は欠かせません。
企業が求める人物像やスキルを事前に調べることで「自分の強みをどう活かせるか」が具体的になり、説得力が増します。
企業ごとに重視するポイントは異なるため「なぜ自分がこの企業で活躍できるのか」を明確に伝えることが大切です。
企業研究をせずに作成すると「問題解決能力を活かしてエンジニアになりたい」など、どの企業にも当てはまる内容になりがちです。
一方、企業研究を行った上で自己PRを作成した場合は以下のようになります。
御社はクラウド環境のインフラ構築案件が多く、AWSスキルが求められると伺いました。
私もCCNAを取得し、現在はAWSの学習を進めています。実務を通してスキルを深め、クラウドエンジニアとして貢献したいです。
このように「この企業ならではの特徴」と「自分のスキル」がリンクしていると、説得力は格段に上がります。
企業ホームページや求人票から、採用情報や社員インタビューを確認し、求められるスキルや業務内容を把握しておきましょう。
自己PRでは、抽象的な表現ではなく、実体験を交えて具体的に伝えることが大切です。
面接官にあなたの強みをしっかり伝えるためには、実際の行動や成果を具体的に示すことが重要です。
例えば、以下のような表現があります。
NG例:「私は努力家です」
→抽象的で、どのような努力をしたのかが伝わらない
OK例:「私はCCNAを取得し、現在はLinuxの学習を継続しています」
→実際にどの資格を取得し、今何に取り組んでいるのかが明確
このように、実際に取り組んできた学習内容や経験を具体的に伝えることで、面接官に「この人は実際に努力をしている」と感じてもらえます。
自己PRで努力や成果を伝える際は、具体的な数字を交えることで、説得力が一段と高まります。
例えば「勉強しました」と言うだけでは、どの程度学んだのかが分からず、説得力が生まれません。
一方で、具体的な数字を使えば、どれだけ努力してきたのかが明確に伝わります。
NG例:「空いている時間に勉強しています」
→学習時間や成果が不明確で、印象に残りにくい
OK例:「現在、CCNAの資格取得のために毎日2時間の学習を継続しており、これまでに累計200時間以上学習しました」
→学習量や取り組みが具体的に示されており、学習への取り組みがしっかり伝わる
このように、数字を用いることで、あなたの努力や意欲を具体的に証明できます。

自己PRを分かりやすく効果的に伝えるためには、以下の4つのステップに沿って作成しましょう。
自己PRを作成する際、最初に「私の強みは〇〇です」と結論を一言で示すことが重要です。
結論を最初に持ってくることで、自分の強みが一言で伝わり、その後に続くエピソードや具体的な根拠がより説得力を持ちます。
逆に結論を最後に持ってくると、結局何が言いたいのかが分かりづらく、面接官に良い印象を与えるのが難しくなります。
自己PRは、最初に自分の強みを明確にし、その後にそれを支える実績やエピソードを伝える形で作成するのが効果的です。
自分の「強み」を伝えるだけでは、それが実際の業務でどのように活かされたのか、面接官にイメージを持ってもらうことは難しいものです。
そこで「その強みを使ってどのような課題を解決したのか」「どのような成果を上げたのか」を具体的に伝えることが大切です。
例えば「前職では〇〇を経験し、この強みを活かして△△を改善しました」といったエピソードを盛り込むと、説得力がぐっと高まります。
具体的なエピソードを交えることで、あなたの強みがどのように実際の成果に結び付いたかを明確にアピールできます。
自分の強みやエピソードが、エンジニアの業務でどのように活かせるのかを伝えましょう。
いくら具体的な経験や成果を伝えても、エンジニアの適性に繋がっていなければ、面接官には響きません。
例えば「前職では〇〇の経験があり、この強みを活かして△△を改善しました」というエピソードの場合。
「エンジニアの仕事でも、〇〇な場面でこのスキルが活かせると考えています」といった形で、エンジニアの業務と関連付けて説明するのが効果的です。
これにより、面接官に「この人なら自社で活躍できそうだ」と具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。
最後に、これまでアピールしてきた強みや経験を、企業でどのように活かして貢献できるのかを伝えましょう。
企業研究や職種研究を行い「その企業だからこそ自分の力が発揮できる」といった内容にすることが大切です。
例えば「御社では〇〇な案件が多く、私のスキルを活かして貢献したいと考えています」といった形で、具体的な業務やプロジェクトに絡めてアピールすると効果的です。
入社後の活躍をイメージさせることで、面接官にも前向きな印象を与えられます。
ここでは、エンジニア未経験者がアピールしやすい自己PRの例文を紹介します。
あなたの強みに近いものがあれば、ぜひ参考にしてください。
エンジニアは、常に新しい技術や知識を学び続ける必要がある職種です。
そのため、未経験でも「学習を継続する力」や「意欲」をアピールすることは効果的です。
特に、既に資格取得に向けて学習している場合は、その取り組みを具体的に伝えることで、本気度や適性を強調できます。
私の強みは、新しい知識を継続的に学び、コツコツと努力できることです。
私は現在、ネットワークエンジニアを目指し、CCNAの取得に向けて毎日2時間の学習を継続しています。
初めはネットワークの専門用語やコマンドの理解に苦労しましたが、問題集を解きながら、実際にシミュレーション環境を使って学ぶことで、少しずつ知識を定着させました。
また、理解を深めるためにITスクールの講師に質問したり、学習仲間と情報交換を行うなど、主体的に学ぶ姿勢を大切にしてきました。
エンジニアの仕事では、常に新しい技術が登場するため、学習を継続する力が必要不可欠です。
私は、未経験からの学習を通じて、難しいことでも諦めずに取り組む姿勢と、知識を実践に活かす力を身につけました。
御社では、ネットワークインフラの設計・運用を行っていると伺いました。
入社後は、CCNAの知識を活かしながら、実際のネットワーク環境で経験を積み、将来的には設計や構築にも携われるエンジニアへと成長したいと考えています。
エンジニアは、システムトラブルや業務改善など、日々発生する問題を冷静に対応・分析し、解決策を導き出す力が求められます。
そのため「問題解決能力」を自己PRに盛り込むことで、実務でも活かせるスキルをアピールできます。
過去の経験を基に、どのように問題を解決したのかを具体的に伝えることがポイントです。
私の強みは、問題の原因を分析し、最適な解決策を考えられることです。
前職では、小売業の店舗管理を担当していました。
ある時、業務ミスが多発し、スタッフからの問い合わせが急増するという問題が発生したことがあります。
私はその原因を分析するため、現場スタッフにヒアリングを行い、業務フローを可視化したところ、手順が属人化していることが分かりました。
そこで、手順書を作成し、スタッフ全員がスムーズに対応できる仕組みを整えた結果、問い合わせ件数を40%削減することができました。
エンジニアの仕事でも、システムの不具合やトラブルの原因を特定し、解決策を考えることが求められます。
私はこの経験から、問題の本質を捉え、適切な解決策を導く力があると考えています。
御社では、社内システムの開発・運用を行っており、業務効率化のためのソリューション提供に力を入れていると伺いました。
入社後は、システム開発に携わりながら、トラブルシューティングや業務改善にも積極的に取り組み、企業のDX推進に貢献したいと考えています。
エンジニアには、技術力だけでなく、チームでの情報共有やクライアントとの調整など、円滑なコミュニケーション能力も求められます。
これまでの経験で培った「チームで協力する力」や「相手の意図を汲み取る力」を具体的にアピールすることが大切です。
私の強みは、相手のニーズを的確に把握し、分かりやすく伝えるコミュニケーション能力です。
前職では、接客業に従事し、1日100名以上のお客様と接する業務を担当していました。
特に、お客様の要望を丁寧にヒアリングし、最適な提案を行うことで、リピーターの獲得に成功した経験があります。
また、新人スタッフの指導を任され、業務フローや接客のポイントを分かりやすく説明することで、スタッフの習熟度を向上させることができました。
エンジニアの仕事でも、チームでの開発や、クライアントとのやり取りが発生します。
私は、相手の意図を正しく理解し、分かりやすく説明する力を活かし、スムーズなチーム開発を進めることができると考えています。
また、御社が大切にされている「ユーザー視点」のシステム開発にも、このスキルを活かし、クライアントの要望を的確に形にする役割を担いたいと思いました。
入社後は、技術を磨きながら、将来的にはクライアント折衝や要件定義にも関わり、開発プロジェクトにも挑戦したいと考えています。
エンジニアは、プログラム設計やトラブル対応で、論理的に物事を整理し、順序立てて考える力が求められます。
未経験でも、これまでの経験から「課題を明確にし、解決策を導いた事例」を伝えることで、論理的思考力をアピールできます。
私の強みは、物事を整理し、論理的に考える力です。
前職では、事務職として日々の業務を担当していました。ある時、データ入力のミスが多発していたため、私は作業の流れを見直し、チェックリストを作成しました。
その結果、確認作業がスムーズになり、ミスを50%削減できたという経験があります。
エンジニアの仕事でも、プログラムの設計やバグの原因を特定する際に、論理的に考え、手順を整理する力が求められます。
私は、業務改善の経験を通じて、課題を明確にし、最適な解決策を導き出す力を培いました。
御社では、Webシステムの開発や業務フローの最適化に携わる機会があると伺いました。
入社後は、論理的思考を活かしてプログラム設計に貢献し、より使いやすいシステムを構築できるエンジニアを目指したいと考えています。
エンジニア未経験者が自己PRを作成する際「何を伝えればいいのか分からない」と悩む方が少なくありません。
ですが、これまでの経験や強みを整理し、エンジニアとしての適性や将来の目標を明確にすれば、しっかりアピールできます。
例えば、問題解決能力やコミュニケーション能力などの具体的なエピソードを交えて、あなたの強みが伝わる自己PRを作成しましょう。
もし、自己PRの作成に悩んだら、ぜひUZUZ COLLEGEにご相談ください。
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UZUZ COLLEGE教材開発部門事業責任者。1989年生まれ、岐阜県出身。元中学校社会科教諭。教諭時代にExcel VBAを独学し業務を自動化する。中学校教諭を辞めた後は学習塾を立ち上げる。その後、大学の同級生であったUZUZ社員に誘われ、UZUZの業務を手伝うようになる。ウズウズカレッジでは法人研修や教材、社内システムの開発を担当するようになる。学習者の学力を把握することに長けており、知識がゼロの学習者でも無理なく学習を修了できるようなカリキュラムを設計している。CCNAの映像講義は発売後すぐにベストセラーとなる。受講生の評価は常に90%以上を維持し、CCNA教材の累計受講者数は1万人を超えている。学習支援の対象分野はCCNA、Google App Script、Excel VBA、C言語など。